サンソフトの名作ファミコンソフト『東海道五十三次』の攻略マップがステキなんです。 って、ファミコンの『東海道五十三次』って知ってます?
サンソフト『東海道五十三次』とは
『東海道五十三次』は、サン電子のゲームブランドサンソフトが1986年7月3日に発売したファミコン用のアクションゲームです。正式タイトルは『かんしゃく玉投げカン太郎の東海道五十三次』。
武器のかんしゃく玉が投げると放物線を描いて飛んでいくためなかなか敵に当たらず、それゆえになかなかの難易度を誇る名作ゲームです。
東海道の宿場ごとにステージ分けされているので、東海道の宿場を覚えたりできるので教育ソフトとも言えよう(言えない)。
Googleマップで作られた『東海道五十三次』の攻略ページ
この異色のアクションゲーム『東海道五十三次』の攻略マップがあります。
そしてそれはなぜかGoogleマップで作られているという。
Googleマップでゲームの流れがわかる
これです。
ファミコン 東海道五十三次 おもしろ?攻略マップ - Google マイマップ
サンソフトさんの名作ファミコンソフト、「東海道五十三次」を、現在の地図や、歴史に照らし合わせながら、観光気分で攻略
このマップ上の目印は、江戸時代の東海道の宿場があった場所です。
ステージ1の三条大橋~最終ステージの浅草神社まで、すべてのステージに目印が付けてあります。
すげー!
情報が多すぎ
このGoogleマップは「攻略サイト」を謳ってますので、目印をクリックするとそのステージの攻略情報がちゃんと出てきます。そしてゲーム画像も。
さすが『東海道五十三次』の攻略マップです。
しかし、そこまでは普通の攻略マップでしかありませんが、このマップはそれだけにとどまりません。
なんと、各宿場には広重の『東海道五十三次』で描かれている浮世絵と歴史、さらには観光スポットの情報も画像とともに書かれてたりします。
例えば、ステージ8の岡崎ならこんなカンジ。画像は割愛します。
ステージ8は、凧忍者が初お目見え。上空から手裏剣を、文字通り雨あられと投げてくる強敵です。しかも、まさかの無敵キャラ!地上の敵と複合して攻撃されないように、カン太郎の位置取りに注意しながら進めていきましょう。
石高こそ低くとも、徳川家康生誕の地とあって、岡崎宿の規模は、先の中宿に次いで大きかったそうです。広重の画にあるのは、矢作橋。かの北斎も筆を取った、当時日本最大の大橋でした。
岡崎城。復元された城郭、城門も見事ですが、実は日本のさくら名所100選にもエントリーされている、春の観光名所です。名物の八丁味噌で味付られた、田楽を片手にお城巡りとしゃれ込みたいですよね。
攻略ページで見ると、広重の絵と岡崎城の画像も付いているって寸法です。
ウーン、すごい!
もしこのゲームをやらないとしても、「東海道を徒歩で制覇しよう!」なんてイベントに参加する場合(そんなイベント見たことないしあっても多分やらないけど)、このページの情報を持っているだけで色々と楽しめるに間違いありません。
制作者さんのツイート
実はこの攻略ページは、公開時に製作者さんがTwitterで告知したのをたまたま見たので知りました。
もうTwitterはやってないようですけども(アカウントは残ってますがツイートが全然なかった)、その文面はとある場所に保存していたので書いておきます。
あ、ちなみに作られた方は“フマぺろ”という方です。
制作期間1年超(大げさ)!ファミコンソフト「東海道五十三次」の、新感覚攻略マップを作ってみました。地理考証、時代考証を踏まえた、サンソフトさんコダワリのゲームデザインを、観光気分でお楽しみ頂けます。
制作期間1年超!!!大げさと本人は書かれていますが、大げさに言ってるとしてもなかなかの長期間。
今はネット上で活躍されているのかどうかわかりませんが、フマぺろさんには、ここでお礼を言わせていただきたい。
こんなステキな攻略ページをありがとう!
最後に
歴史と観光とゲームを同時に楽しめるこの攻略ページは、ビールを呑みながら眺めてるとサイコーすぎますですよ!
是非是非ご覧あれ。
こうなったら、ぼくもGoogleマップを使って『信長の野望』の攻略サイトを作ろうと思います。あ、攻略手段が多すぎてシミュレーションゲームでは無理か。マップが目印だらけになっちゃいます。残念。
ファミコン 東海道五十三次 おもしろ?攻略マップ - Google マイマップ
三条大橋西側の弥次さん喜多さんの銅像にイタズラをしたのは私です!申し訳ありません! - コバろぐ