江戸時代のベストセラー、『東海道中膝栗毛』の主人公といえば弥次郎兵衛、喜多八のコンビ。弥次さん喜多さんの愛称で名前だけは知っている人も多いのではないでしょうか。
今回は、その弥次さん喜多さんの銅像についてのお話。京都の三条大橋の西側にその銅像はあります。ありますとかいってこのご時世、なくなってたりしたら困るのでGoogleのストリートビューで見てみたらありました。
『東海道中膝栗毛』って?
そもそも『東海道中膝栗毛』って何?っていう人もいるかもしれんので、軽くザッと書いとくやつ。
『東海道中膝栗毛』(とうかいどうちゅうひざくりげ)は、1802年(享和2年)から1814年(文化11年)にかけて初刷りされた、十返舎一九の滑稽本である。「栗毛」は栗色の馬。「膝栗毛」とは、自分の膝を馬の代わりに使う徒歩旅行の意である。
大当たりして、今に至るまで読みつがれ、主人公の弥次郎兵衛と喜多八、繋げて『弥次喜多』は、派生する娯楽メディア類に、なお活躍している。文学的な価値とともに、文才とともに絵心のあった作者による挿絵が多く挿入され、江戸時代の東海道旅行の実状を記録する、貴重な資料でもある。
『東海道中膝栗毛』つまらん人生を何とかするために伊勢参りをすることにした弥次郎兵衛と喜多八(弥次喜多)の珍道中を描いています。弥次喜多の2人は行く先々で騒動を起こしながら東海道を下り、伊勢参りをしたあとは京都・大坂まで足を伸ばしていき、とにかく騒動を起こします。そんなお話。
道中の2人の洒落や冗談、狂歌を交えた会話がとにかく面白い。今読んでも十分おもしろいので、まだの人は読んでみてもいいかも知れません。
弥次喜多の銅像
京都の三条大橋の西詰に、そんな弥次喜多の銅像があります。
三条小橋商店街振興組合が1994年に建立したもので、隣には「道中安全祈願」と書かれた立て札もあります。
東海道の起点・終点である三条大橋には本当に似つかわしい素晴らしい銅像です。ちなみに、右が弥次さん、左が喜多さん。
弥次喜多にかましたイタズラ
大学時代、ぼくはこの弥次喜多の銅像にしょっちゅうあることをしていたのです。
ぼくは京都のとある大学に通っていたのですが、夜遊びに行くといったら当然河原町だったんです。で、散々遊んだあと夜更けに三条にプラプラしてると弥次喜多がそこにいる。
この2人、顔を拡大!
よく見ると口が半開き。弥次さんにいたっては口をすぼめてさえいます。でですね、この口の開き具合でですね、あるモノがぴったりハマるんです。
ええ、タバコです。
酔っ払ったぼくは、おふたりに良く火をつけたタバコをくわえさせてました。ええ、ふたりとも「んめぃなぁ」って言ってましたよ。
くだらないことをして誠に申し訳ありませんでした。
最後に
さっきフト思い出したので、懺悔のために書きました。幼稚だったなあ(今もそんなに変わらない)。
でも、ぼくがくわえさせなくても良くタバコ吸ってましたよ、この2人。
Googleマップで作られたサンソフト『東海道五十三次』の攻略ページがステキすぎ!!! - コバろぐ