今日は仕事が休みで、家族全員がバタバタと朝の準備をしている時間、その音を遠くで聞きながらまどろんでたんですよ。
そしたらカミさんが出がけにこんなことを言いました。
「今日灯油買っといて。ポリタンクに去年の残ってるからそれも処分しといて」
えーめんどくさい、と思いつつ、言うことをきかないともっともっとめんどくさいことになってしまうので、これはもう行くしかないか、と観念しました。
ああめんどくさい。
(画像掲載元:https://amzn.to/34P7ufr)
去年の灯油は使えないのか
しかし、去年の灯油って今年も使ったらいけないものなんでしょうか。
もし「使っても問題ありません」ってことなら、その根拠さえあれば廃棄処分はしなくてもカミさんも納得するでしょう。
というわけで色々調べてみました。なんか余計めんどくさいけど。さっさと廃棄しに行ってしまえばいいのに。どうせ買いに行くんだから。しかし、人間ってめんどくさいことを回避するためならどんなめんどくさいことも厭わないものです。
調べてみると、国民生活センターでも「暖房器具に昨シーズンの灯油を使わないで」ということで注意喚起してますね。
不良灯油による石油暖房機器の故障や異常に注意(発表情報)_国民生活センター
石油暖房機器の燃料として広く使われている灯油ですが、購入してから保管方法を誤ると太陽光や熱による変質、水や灯油以外の油やごみ等の混入などで不良灯油になることがあります。不良灯油を石油暖房機器などに使用すると動作不良を引き起こし、場合によっては機器の故障や消火不能に陥ることがあるため、石油暖房機器の取扱説明書等では不良灯油の使用を禁止しています。
なるほど。灯油代をケチってファンヒーターとかが壊れちゃったら元も子もないのでこれは素直に廃棄処分しにいったほうがよさそうです。
ちなみに、直射日光を避けて、ゴミや水分が絶対に入らない環境で保管すれば大丈夫は大丈夫っぽいんですけど、そんなのたとえ物置の中でずっと置いていたとしてもどうだったかわかったもんじゃない。やっぱり安全のためには手間を惜しんじゃいけません。
灯油を廃棄処分する方法
さて。基本的に去年の灯油は廃棄処分したほうがいい。では、どうやって?どこに持っていけばいい?誰が廃棄してくれる?ハウツーがわかりません。
調べましょう。インターネッツ万歳。
調べてみると、いくつか方法がありました。
可燃ゴミとして出す
少量の灯油なら、可燃ゴミとして出すことができる模様。
ただし、そのままゴミ袋にチャーっと入れるなんてバカなことをしてはいけません。新聞紙や布などに吸収してからそれをビニール袋に入れ、その上で捨てましょう。
ただし、自治体によってルールは異なりますし、量にかかわらず一切灯油を捨てるのは禁止、なんて自治体もあるようですので、ネットなどで自分が住んでる自治体を調べましょう。電話するのが早いでしょうけど。
でも、ゴミ袋の中の灯油がゴミ収集車の中で発火した、なんて話も聞くのであまり推奨できる方法ではありません。
ガソリンスタンドに持っていく
灯油の販売をしているガソリンスタンドですから、その扱いはお茶の子さいさい、というわけでガソリンスタンドでは処分してくれるところが多いようです。
ただし、その料金はスタンドによって異なるみたい。数百円かかるところや、無料のところがあるようです。事前に家の周りのスタンドに確認して一番安いところに持っていくのがよさそうです。無料だからといってガソリン代をかけて遠くのスタンドに持っていくのは馬鹿らしいのでやめたほうがよさそうですけど。
灯油販売業者に持っていく
まぁ灯油を売っている業者ですから、灯油販売業者は引き取ってくれるでしょう。
買ったところじゃなくても大丈夫だと思います。「おたくウチから買ってないよね。知らん」なんて商売の基本もわかってないようなところは少ないと思いますよ。
販売車で買っている人も多いでしょうけども、領収書などに連絡先は書かれているでしょう。さっさと電話して確認しましょう。
不用品回収業者に依頼する
自分で灯油を運ぶのが不安だったり不可能だったり、近所にガソリンスタンドなどもない場合、不用品回収業者に依頼するのも手です。
ただし、灯油は第2類石油類に分類され、揮発性と可燃性が高いれっきとした危険物です。危険物取扱者甲種、乙種の資格を有した業者を選んぶようにしましょう。
ネットで探すべし。
ガソリンスタンドに持って行った
で、ぼくの場合、今回はどうせ近所の馴染みのガソリンスタンドに買いに行くのでそこで聞いてみることにしました。
「いらっしゃあああせええええええ!!!!」
相変わらず元気な兄ちゃんがいるスタンドです。
「どーもー。ねぇねぇ、去年の灯油の処分って頼めるん?」
「あーいーーーーっすよおおおお!どれすか?これすか?待っててくださいねええええ!!!!」
「あっ、ありがと。え?お金は?」
とぼくが言ったときにはすでにポリタンクを持ってダッシュしてる兄ちゃん。
なんだよ、まぁいくらもかからんでしょうからいいんだけど。
「お待たせっしゃあしたあ!」
「はええな。おいくら万円?」
「ええええ?いらないっすよおおおお!」
「あっそう。助かるわ」
「ありあとっしたあああああああ!!!」
「いや、買いにもきたんやまだやああああ!!!」
というわけで、無料でした。
最後に
というわけで、みなさんも灯油は適切に処分してください。
間違っても軽い気持ちでその辺に流したりしたら絶対にいけません!
まぁ、シーズンごとに使い切るのがベストですね。どうせ処分するハメになるんだから。