ただいま絶賛開催中の『パンパシフィック水泳選手権大会2018』。日本人選手が割とメダル獲ってて嬉しいですね。
しかし、気になるのは「パンパシフィック」の「パン」。
一体「パン」とは何なのか?
パンはパンだもんね。
パンパシフィックの「パン」
いや、パシフィックは分かるじゃないですか。Pacificは太平洋ですよね。
そのパシフィックの前にパンが付く。ぼくの場合、読むときはどうしても「パン!パシフィック」みたいになります。「パン」を強調しちゃうんです。
パンパシフィックの意味
最初に「パンパシフィック」の意味を言っちゃうと、環太平洋ということみたいです。
pan-pacificの意味・使い方 - 英和辞典 Weblio辞書
これにも「主な意味 環太平洋」と書いてあります。
しかし、「環太平洋」を英語でいうと、パシフィック・リム(Pacific Rim)じゃなかったでしたっけ?調べてみると、パシフィック・リムで合ってる。そして、それ以外にも「circum‐Pacific」とも書くそうな。
「環太平洋」の英語表記、割とあるんですね。
パンパシフィックの「パン」
「環太平洋」の「環」は、輪っかということです。だからパシフィック・リムっていうんですが、じゃあパンパシフィックの「パン」に輪っかという意味があるのかというと、そんなことはありません。
じゃあ何でパンパシフィックが「環太平洋」になるんだおかしいじゃないか責任者出てこい!と言われそうですが、確かに「パン」には輪っかという意味はありません。
実はこの「パン(pan)」、書くならば「汎」とか「全」とかいう意味で、ギリシア語由来らしい。意味合い的には、例えば「全日本(オールジャパン)」のオール(All)なんかよりも範囲としてボンヤリしてるイメージかな。
だから、パンパシフィックは、「環太平洋」とか「太平洋に接してる」とか「太平洋沿岸」とかよりも、もっとボンヤリしてる感じ。「太平洋に接してるあたりの~」みたいな感じ?みたいなイメージ。
使い勝手が悪い「パン」
「パン」が、上記のようにボンヤリとした「全部の~」みたいなニュアンスなんだとしたら、「パンパシフィック」のように単語の前に「パン」がくっついた言葉って他にないのか。
そんな風に思って色々考えてみたんですけども、他に無くないですか、「パンなんとか」という言葉。
もしかして、「パン」はパシフィックにだけ付く特別な言葉なんでしようか。
誰か何か「パン」がつく言葉を知ってたら教えてください。
最後に
まぁ、ごちゃごちゃ言わないで「パンパシフィック」=「環太平洋」って覚えちゃっていいんでしょう。
こういうのにぶち当たったときに、いつもこんな風に頭の中でこねくり回してしまうから、無駄な知識ばっかり頭に詰め込まれてるんだなぁ。今さら反省。
というわけで、日本の水泳陣には頑張っていただきたいですね!(無理矢理〆る)