今年で発売から50周年を迎えるビートルズのアルバム『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』がリミックスされて豪華なボックスで発売されることを先日書きました。
ビートルズの傑作『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』が50周年で大復活!予約キャンペーン実施中! - コバろぐ
ビートルズのプロデューサー、故ジョージ・マーティンの息子ジャイルズ・マーティンのリミックスによる登場となりますが、そのジャイルズ・マーティンによると『ホワイト・アルバム』もリミックスする予定だそうです。
『ホワイト・アルバム』って?
ホワイトすぎて画像が溶け込んでまう…。
それはさておき、『ホワイト・アルバム』はビートルズ10枚目のオリジナルアルバムです(ホントは9枚目。『マジカル・ミステリー・ツアー』をカウントするかどうか。イギリス盤公式では9枚目)。
『ホワイト・アルバム』は通称
実は『ホワイト・アルバム』というのは通称というか俗称で、正式名称は『ザ・ビートルズ(The Beatles)』。
アルバム名『The Beatles』がエンボス加工されただけの何も描かれていない真っ白なジャケットから『ホワイト・アルバム』と呼ばれるようになりました。ちなみに現在はエンボス加工をやめ、グレーの字で描かれています。
2枚組30曲
『ホワイト・アルバム』には実に30もの曲が収録されていますが、それらは「現代音楽のすべてが詰まっている」といわれるほど多種多様です。
こんなにも多くの曲を収録することになったのは、このアルバムのレコーディングの途中から8トラック・レコーダーが導入されて4人が揃ってレコーディングする必要がなくなり、各々が好き勝手に自分の曲を持ってきてはレコーディングしたためです。ゆえに、「まとまりがない」とか「ソロばっかり」と言われたりもしてます。
プロデューサーのジョージ・マーティンは曲を絞って1枚にまとめろと言いましたが、メンバーはヤダ!とそれを突っぱねたみたいですね。
リミックス
そんな『ホワイト・アルバム』が『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』に続いてリミックスされるとのこと。
ビートルズ、『ホワイト・アルバム』もリミックスを行う予定であることが明らかに | NME Japan
この記事によると、『サージェント・ペパーズ』のリミックスを手掛けたジャイルズ・マーティンがこう言っているそうです。
「『ホワイト・アルバム』が次のリリースになるよ。あのアルバムはバンドが非常に気ままになってきた時期で、例えば、“Sexy Sadie”は本当に沢山のテイクがあるんだ。効率性が少しなくなってきたんだよね」
めっちゃ名言してますやん。これはありますね。
やっぱり、リリースは50周年の来年、2018年でしょうか。
ぼくと『ホワイト・アルバム』
聴くとやっぱりバラバラ感が満載で、これから解散に向かっていくんだなぁ、といった感じですが、ぼくはこのアルバムものすごい好きですね。むっちゃ聴いてましたし、今もむっちゃ聴いてます。ビートルズ聴こう、ってなったらまず『ホワイト・アルバム』です。
ジョンとポールのみならず、すっかり力をつけてきたジョージの曲もいいですし(『While My Guitar Gently Weeps』は言うに及ばず『Piggies』も『 Savoy Truffle』もいい!)、リンゴですら自分で曲を持ってきてて(『Don't Pass Me By』)、それもいい。
バラバラかもしれないけれど、それぞれの曲のパワーは相当なもんです。
ぼくは元々ジョンのファンですが、それを差し引いてもこのアルバムにおいてはジョンの曲のほうが好きすぎますかねぇ。明らかな手抜きも多すぎですが(笑)
『Glass Onion』とか『Happiness is a Warm Gun』とか『Everybody's Got Something to Hide Except Me and My Monkey』とか、サイコー。
でも、一番好きなのはポールの『Birthday』だったりする。これは、コピーバンドやってて叩いてて楽しかったというのもありますが。
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みなさんにおなじみなのはやっぱり『Ob-La-Di,Ob-La-Da』でしょうかねぇ。ビートルズまったく知らん!って人でも聴いたことあるんじゃないでしょうか。
最後に
さて、こりゃ楽しみです。『サージェント・ペパーズ』よりも楽しみ。
早く聴きたいなー。