オニヤンマ、知ってますよね。
日本最大のトンボです。とにかくデカい。10cm以上はあるんじゃないでしょうか。
オニヤンマとは
オニヤンマ、最近あんまり見かけないので、もしかしたら知らない人もいるのかな。
オニヤンマの飛翔 posted by (C)新橋のリーマンショッカー
こんなトンボなんですけど、まずはオニヤンマについて。
オニヤンマ(鬼蜻蜓、馬大頭)、学名 Anotogaster sieboldii は、トンボ目・オニヤンマ科に分類されるトンボの一種。日本最大のトンボとして知られる。学名の種名"sieboldii" は、日本の生物研究に功績を残したフィリップ・フランツ・フォン・シーボルトに対する献名である。
へぇ、学名の由来はぼくも知らなかったな。シーボルトに関係してたんですね。
それはさておき。
ぼくは比較的オニヤンマを捕まえるのが得意でした。それは、オニヤンマの習性を利用して捕まえていたからです。
なので、オニヤンマの捕まえ方を包み隠さず伝授しちゃいます。
オニヤンマの捕まえ方
パトロールしてるオニヤンマを捕まえよう
オニヤンマは縄張りを持ち、その外周をずっとエサを探しながらパトロールしています。都市部だと、なんだか道路沿いに飛んでいることが多いです。
そして、この習性を利用すると、オニヤンマを捕まえるのは実は割と簡単なんです。
オニヤンマを見つけたら網を振り回して追いかけたりせずに、まずは待ちましょう。オニヤンマはパトロールをしています。飛び去った方向と逆の方向を向いて待っていましょう。
すると、また大体同じルートを飛んでくるはずです。その姿を見つけたら網を上段に構えましょう。力を抜いてリラックスリラックス。
飛んでくるオニヤンマ。段々と詰まってくる間合い。
ここだ!
飛んでくるところをオニヤンマのナナメ前上からスッと網を下ろしましょう。タイミングが合えばスポッとオニヤンマは網の中に入っちゃうはずです。
おめでとう!これでオニヤンマはアナタのものだ!
失敗したら諦めろ!
ちょっとルートがずれてて網が届く範囲に来なかったらもう1周待ちましょう。追いかけても絶対捕れません。
そしてもう一つ言うならば、絶対に一振りで決めなければなりません。
オニヤンマは飛翔能力が無茶苦茶高いので逃げられることもしばしばあるのですが、一撃必殺に失敗すると「やべー何だ今のこえー。縄張り変えよう」とか言って二度と戻ってこないことが多いです。
そうなると、別の個体を探すしかありませんね。
めんどくさい。
観察したら逃がしてあげよう
さて、オニヤンマを捕まえても飼育するのはなかなか大変です。
常に飛んでいるオニヤンマを狭い虫かごに閉じ込めるのも何ですし、エサを用意するのが滅茶苦茶大変でめんどくさいんです。ぼくも他の虫などをバリバリ食うオニヤンマのために一生懸命バッタとか捕ってましたが、全然テンション上がりませんネ。一体何のために虫を捕りまくってるんだぼくは、とかなっちゃう。
なので、ひとしきり迫力のある顔などを観察したら逃がしましょう。デカイ複眼などはずっと見てても飽きませんが、ベタベタ触って弱っちゃう前に放しましょうね。
最後に
まぁ、今はオニヤンマ自体なかなか見ませんから、まずは見つけるまでが大変ですけども。
見つけたら是非試してみてくださいね。
特に男子をお持ちのお父さん!オニヤンマなんぞを捕まえたら一発でヒーローですよきっと。でも今の子ってむしろ虫キライな子が多いんだよなぁ。