最近、仕事が忙しい。あの台風15号のせいで千葉茨城神奈川を飛び回ってます。昨日は横須賀に行ったんですけど。
遠い。遠いよ横須賀。埼玉の桶川からなんぼほど運転さすねん!ってカンジでヘトヘトです。
で、ひと仕事終えてヘトヘトになりながらもヘトヘトと車で移動してたんですけど(まぁ後輩が運転してたんですけど)、横浜横須賀道路(通称横横道路、有料)に入るときに右手に港があり、そこでとあるものを見たのです。そしてそれがためにテンションが上がって疲れもふっとびました。
「あっ、空母だ!」
ぼくが見たというのがこれです。
車が走ってるときに急いで撮ったのでちょっとわかりにくいかもしれませんけど、わかりますでしょうか。どっからどうみてもデッカい空母です。
ぼくはこれ見てもうテンション上がっちゃって「うわぁ空母や空母!ここって横須賀やんな?え?ちゅーことはこれもしかしてアメリカ軍の空母!?ロナルド・レーガン!?!?うわああかっちょええなああああ!」とかひとりで盛り上がってました。運転中の後輩はシカトしてくれてましたが。
なんでこう、我々男子は空母とか見るとテンション上がるんですかね。後輩はシカトしてましたけど。不感症か。
目撃した空母の正体
こういうのを見ると、ぼくの悪いクセで「これをネタにして記事を書こう!」とすぐ思っちゃうんですよね。実はこの記事もそうやって書き始めたものです。
しかし、書き始めてすぐに急に冷静になりました。
「横須賀で空母というシチュエーションで米軍空母だと勝手に思ってるけど、これホンマにロナルド・レーガンか?」
なので裏を取ることにしました。
空母の寄稿状況をチェック
まずは、そもそも米軍空母が今横須賀にいるのかどうか?をチェックすることにしました。
「横須賀 米軍 空母」とかなんとか適当に検索してみたら、こんなページを見つけました。
横須賀市のページには、こんなのがあるんですね。横須賀ならでは。各自治体のサイトも調べてみるとこういう独特のページもあちこちにあるんでしょうか。面白い。
それはさておき、このページで確認してみると、アメリカ軍の空母ロナルド・レーガン(CVN76)は「令和元年8月25日~入港中」と書いてあります。
「おお!レーガンは居るのだ!居ておかしくはないのだ!はいアレはロナルド・レーガン、アメリカ海軍の空母!さて、続きを書こう」
ロナルド・レーガンの姿をチェック
しかし、よく考えたらアメリカの空母なんて、そんなに気をつけて注意深く見たことは今までに一度たりともありません。
となると、ロナルド・レーガンが停泊しててもおかしくないとはいえ、あれはホントにロナルド・レーガンか?もしかしたら別の国の空母かも知れんぞ…という疑惑が頭の中で育っていきました。そこで、「ロナルド・レーガン(CVN76)」でGoogle画像検索をしたわけです。
するとこんなカンジなんですが、どの画像と比べてみてもぼくが見た空母は一致しないようでした。
「あれ?違ったんかな?あれがアメリカ海軍の空母じゃないとすると、何だ?」
なんだかよく分からなくなって軽くパニック。
港を確認してみる
そもそも、あの空母が停滞しているところは、何なのか。もしかしたらアメリカ海軍とはまったく関係ないのかもしれない。地図でチェックするのが早いんだけど、手元に横須賀市の地図なんかない。
ああそうだ!そこでGoogleマップですよ。記憶をたよりにGoogleマップで空母が停泊していた場所をチェックしてみたら衝撃の事実が判明しましたオーマイガッ。
黄色い枠の中を見てください。空母が停泊していた施設の正体です。
海上自衛隊横須賀地方総監部!
アメリカ海軍やのうて…、海上自衛隊でっか…。
ちなみにアメリカ海軍はこの画像でいうと右上に行ったところにあるようです。
海上自衛隊の空母をチェック
「あれ?自衛隊って空母持ってたっけ?」と思ったんですが、そういえば、ヘリ搭載護衛艦の空母化がどうのこうのって去年の年末とか問題になってましたね。その護衛艦の名前は、確か「いずも」。アメリカのステルス戦闘機を搭載できるように甲板を改修するとかしないとかでピーチクパーチクやってました。
そこで、「自衛隊 空母」で検索してみると、やっぱり「いずも」も写真がズラズラと出てきました。そしてそれらをぼくが見た空母と見比べてみると、ドンピシャでした。
最後に
というわけで、ぼくが見た空母は海上自衛隊の「いずも」でした。よく考えたら、アメリカ海軍の空母だとすると小さすぎるカンジもしますし。ロナルド・レーガンってデッカいんだろうなぁ…。
しかし、それが海上自衛隊の「いずも」だとて見たら男子の血が騒いでテンションが上がったのは間違いありません。それは、あのプラモデル付きガム『ビッグワンガム』で一番最初に空母を選んで買ったときのあのテンションといっしょです。
今度はジックリ見たいなぁ。どうせまた仕事であっちいくし。