権謀術数渦巻く鎌倉幕府創成期を描くNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13』人を見て「これのゲームしたいなぁ」なんて思いつつ『源平合戦』や『源平争乱』などを思い出すなどしていました。
ところが、これらは幕府が出来るまでの争いを描いているわけで、鎌倉幕府が成立してからの権力争いを描くドロドロしたゲームではありません。しかし、大河ドラマも回が進み、そういう権力争いを再現するゲームをぼくは遊びたくなっています。そういうのないかなぁ…と思ったときに思い出したのがパラドゲー。特に、『クルセイダーキングス』シリーズ。
『クルセイダーキングス』と『北条殿の13人』は相性バッチリ!?
中毒性が高い歴史シミュレーションをリリースしまくっているパラドックスですが、その中でも、国家運営ではなく一族運営を描いているのが『クルセイダーキングス』シリーズです。
パラドックスのゲームは、目指せないことはないけど天下統一などほぼ不可能。悠久の時の中で担当勢力がいかに生き残るかを考え実践するのが目的となっています。そして、『クルセイダーキングス』シリーズは特にその色が濃い。中世ヨーロッパで自分の一族を反映させるためには手段を選んでいられないのです。
隣の領土が欲しけりゃ直接兵を出すのは損害がデカい。そもそもローマ法王の許可が出ない。なので、ローマ法王に認めてもらうよりも乗っ取ったほうが早い。そこで、その領土の領主に娘を嫁に出し、跡取りが生まれたら領主を暗殺して孫をそこの領主にしちゃったりするのです。女性の相続権があるところなんかは嫁に出して即暗殺でもいいと思います。娘がそこの領主になる…。また、兄弟と分割相続した土地は、弟を殺して正当相続権を主張したりします。まぁ、一事が万事そんな調子でやっていくゲームですよ。そこにあるのは骨肉の権力争い。
遊んでると鬱になりそうですが、どうです?登場人物が死にまくる鎌倉幕府成立期を描くにはちょうど良いシステムではないですか?二階堂が孫娘を一生懸命北条義時の嫁にした理由がわかるでしょう?
そんなわけで、『クルセイダーキングス』シリーズで『鎌倉殿の13人』をやりたいなぁ!
無料の『クルセイダーキングス II』にMODが!
ところで、『クルセイダーキングス』は現在シリーズ3作までがリリースされていますが、なんとそのうちの『クルセイダーキングス II』が無料で配布されています。
ずっと前に無料になって積んでたんですが、今回『鎌倉殿の13人』で思い出したので起動してみたんですよね。しかし、日本語には対応していません。昔ならそのまんま遊んだんですが、歳取った今となっては時間もなけりゃ気力もないので日本語化MODを探していたわけです。パラドゲーは有志も多く、絶対にあるでしょうから。
果たして日本語化MODは余裕であったんですが、その過程で素晴らしいものを見つけてしまいました。そのMODを導入すると、ゲームの舞台が日本になるというのです。応仁の乱(1467)から小田原征伐(1589)までの全ての年月日からプレイ開始可能のほか、なんと治承寿永の乱を扱ったシナリオも完備!これで鎌倉幕府を創設できる!
そのMODの名は『Nova Monumenta Iaponiae Historica』。作った人神ですやん。
これは面白くなってきた。
ただでさえ時間が溶けるパラドゲーの、最高傑作シリーズとも言われる『クルセイダーキングス』シリーズで、鎌倉時代で権力サバイバルに挑む。
これは、いいぞ。
導入して起動してみた
このステキなMODを見つけて「うわぁ遊ぼう遊ぼう!」とスッカリ興奮してしまったぼくはソッコーで導入して起動してみました。
おお!デフォルトで選べる勢力は平清盛と源頼朝はもちろん、木曽義仲、武田信義、藤原秀衡、そしてKono MIchikiyo。河野?伊予の方?ってカンジです。
うわぁワクワクする。武田と義仲も居るところがいいですなぁ。武田で頼朝より先に平家を滅ぼしたいところですよこれは。
と始めてみたんですけども、なんかソッコー終わっちゃいました。スコア0。どういうこと!?
と思ったら、ひとつDLCを入れておかなければならないらしい。これ。
本体は無料ですが、DLCはもちろん有料です。
ん-…。とりあえずここで今回は終了。
最後に
まぁいつかは、遊ぶことになると思いますが、今はまだ。
ガッツリ時間を取られるので仕事もプライベートも完全オフの休日を選んで遊びたいところです。
しかしまず、カミさんに1480円の稟議を通していただかなければ…。
とりあえずしばらくは普通にヨーロッパで遊ぶことになるかもしれません。泣。