なんか、DHを導入するやらしないやらが話題になっています。
なんだ?と思って見てみると、どうやらセ・リーグにDH制を導入するか否かって話が盛り上がってるようで。
DHとは
DH制にするかどうかって言われたって「DH?」って野球に興味の無い人は思っちゃうでしょう。そういう人がこれを読んでるかどうかは知りませんが、一応整理しておきましょう。
ま、大谷翔平選手のおかげで知ってる人は多いと思いますけど。
指名打者(しめいだしゃ、英: designated hitter)とは、アメリカ・メジャーリーグの公式ルールや日本の公認野球規則(5.11)などにもとづき、野球の試合において攻撃時に投手に代わって打席に立つ、攻撃専門の選手のことをいう。
引用元:指名打者 - Wikipedia
今となってはメジャーリーグのナショナルリーグでも採用されたため、現状としてDH制を導入してないのは世界的に見ても日本のセ・リーグ、高校野球、そして少年野球くらいになってますね。ちなみに、高校野球の規則ではダメって言ってるわけではないらしく、長男の高校野球で相手チームが指名打者を置いていてビックリしたことがあります。
ともあれ、DHの選手は打つだけなので、疲労回避や負傷中の選手の負担の軽減などに使われたりもしててメリットはありますし、攻撃的なオーダーで見てて派手な試合が増えるというのも、まぁメリットといっていいでしょう。メリットが多いし世界的な流れもあるし、というわけでDH制を導入するリーグがほとんどになったんでしょう。
DH制なんていらない
というわけでセリーグはDH制を導入しようかどうか考えてるようなんですが、これは興行的な意味もあるでしょうね。そもそも、メジャーのアメリカンリーグがDHを導入したのはリーグの投高打低がヒドすぎて観客動員が減ったからですしね。
まぁ、打てない投手が打席に立つ代わりに打撃に特化した選手が打つわけですから、見てて派手で面白い試合が増えると見込めるからファンも喜ぶのはわかります。
しかし、ぼくはDH制はいらない派です。
そもそもヒリつくような投手戦が好きですから。ぼくはスモールベースボールが好きなのです。なんとか1点をもぎ取ってそれを投球と守備で守り切るって野球が好き。だから、大味な試合が増えるのは御免被りたい。
それに、監督の采配の妙が見られなくなるのもイヤだ。
同点の終盤、好投する先発する投手にたとえばワンアウトランナー二塁とかいう場面で打席に回った時、監督が代打を送るのか送らないのか、送るとすれば誰を送るのか、送らないならバントするのかしないのか、「さぁ監督どうする?俺ならこうするけど?」、野球はそういう風に観たいのです。野球好きのオッサンは「俺が監督したほうが良い」と本気で思ってるのです。それが的中するか否か、自分と違う采配をする監督と自分とどっちが正しいのか、そういう風に野球を見てるのです。その楽しみがなくなる。これはいただけません。
最後に
というわけで、あくまでも個人の意見ですが、野球好きのオッサンとしてDH制導入には反対です。
まぁ、あったらあったでその楽しみ方はありますからどっちでもいいんですけど。流れ的には導入されそうな気がするなぁ。