フクロモモンガを我が家に迎え入れポルコと命名してからもうすぐ2ヵ月になります。
そろそろ「フクロモモンガを飼うとはこういうことか」ってのも何となくわかってきました。
ハッキリ言って、結構大変です。「わーカワイイ」だけで飼えるもんではないです。そこで、その大変だと思う点をまとめておきます。ぼく個人の感覚ではありますが、参考になれば。
フクロモモンガを飼うデメリット
うるさい
フクロモモンガは基本夜行性です。なので夜に活発になります。ずっとガサゴソ動いています。
これが、真夜中となるとけっこう響く。
そして、夜鳴きもします。夜熟睡してるときに子犬みたいにワンワンと鳴きはじめます。声をかけるとすぐ泣き止むんですが、ほっとくと1分はザラに鳴いています。
日中はほぼほぼ寝てるので問題ないですが、夜はマジでうるさい。
よって、ワンルームで飼おうと思ってて音に敏感な人は考え直したほうがいいかもしれません。
臭い
臭いは、他の小動物よりもキツめです。ザ・小動物ってカンジのニオイですが、結構強め。臭いを出す臭腺なんてもんがあって臭いをワザワザ出すらしいのでこれは仕方のないことです。我が家のポルコちゃんはそんなに強くないカンジですが、メスだからかもしれません。調べると、オスのほうが強いらしい。
そして、フクロモモンガはトイレを覚えません。もう色んなところに糞尿を垂れ流します。これがまたキツい臭い。どこでも出しちゃうので金網のケージにつかまってやらかした日にゃ外にも飛び出しますし、それもほっとくと臭いを発します。
あと、これが一番のニオイの原因かもしれませんが、ケージの中の木にも臭いが沁み込んじゃいます。
痛い
フクロモモンガの歯や爪は、鋭いです。
これが、結構痛い。
機嫌が悪いときに触ろうとすると噛んできますし、いざ腕を歩いたりすると爪が肌に食い込みます。
噛まれるとちょうど針で刺したような痛みで、血もプクーっと出てきます。ツメの跡だって、肌に赤いポツポツが残る。
フクロモモンガは、個体差はありますが基本懐きにくい動物なので、これはずっと苦労するかもしれません。ウチのポルコは噛むことはなくなったのでその辺はホッとしてますが。
めんどくさい
動物を飼うということは総じてめんどくさいものですが、フクロモモンガは特にめんどくさいかもしれません。
あちこちに飛散する糞尿の処理や、エサだって食い散らかすので、基本ケージの掃除は毎日しなくてはいけません。
超めんどくさい。
毎日忙しい人は、もしかしたら手を出さないほうがいいかもしれない。
フクロモモンガを飼うメリット
というわけで、フクロモモンガを飼うということは、うるさいし臭いし痛いしめんどくさいのです。軽い気持ちで飼うのはオススメしません。
しかし!
デメリットばかりではありません。たったひとつではありますが、フクロモモンガを飼うメリットはあるのです。
それは、めっっっっっちゃカワイイ!ということです。
癒しがハンパないのです。
ウチのポルコの場合、エサさえあればケージからおそるおそる出てきて手の上にチョコンと乗るようになりました。
そして、最初はケージから出てきてもケージから離れることができなかったんですが、少しずつですが行動範囲が拡がり、部屋の中をチョコチョコと歩くようになりました。アチコチに興味を示しながら歩く姿を見るのは、やっぱり癒されます。
フクロモモンガさえいれば、仕事の疲れや人間関係の疲れなんかも吹っ飛びます。
数々のデメリットなんてささいなものです。そこに可愛く居てくれさえいれば、それだけで何もいらないのです。世話だって苦にならないのです。
最後に
フクロモモンガを飼うのは大変です。
しかし、フクロモモンガはそこに居て癒しを与えてくれます。まぁ、フクロモモンガに限らず、ペットを飼うということはそういうことなんでしょうけども。
みなさんにも、是非フクロモモンガを飼ってもらいたい。ただし、覚悟をもって。