2年ほど前に、『三國志:漢末覇業(Three Kingdoms: The Last Warload)』というPCゲームについて書きました。中国産の本格的三国志ゲームで、そのときはSteamで早期アクセス版が公開されていた段階、とりあえず体験版を遊んだカンジでしたが。
中国産の歴史シミュレーション『三國志:漢末覇業(Three Kingdoms: The Last Warload)』で遊んでみた - コバろぐ
あれから完全にノーマークだったんですけど、どうやらすでに製品版がリリースされて、なんとiOS版もリリースされていました。しかも日本語にも対応してる。AppStoreでゲームを漁っているときにたまたま「あなたへのおすすめ」とかいうところに出てきて気づきました。
こ、これは遊ばなければなるまい?
『三國志漢末霸業』ファーストインプレッション
というわけで、さっそくインストールして遊んでみました。
最初ということで曹操で遊ぼうかと思ったんですが、システムに馴染むまでちょっと苦労したいので、あえて馬騰を選んでみました。中原で争う董卓の背後をついて一気に帝を擁立しようという考えです。それがウマくいくほどヌルいのかどうか知りませんが。
遊び方としては、光栄の『三國志Ⅳ』とか『Ⅴ』に近いカンジですかね。内政は武将を農業やら商業やら治水やらにセットして行います。
全員に命を与えたら時間を進めて経過を見るカンジです。時間は1か月で止まり、また命令します。リアルタイムに見えてターン制に近い感覚です。
時間を進めて1か月経ったらレポートが上がってきます。
チュートリアルなんてものがないので、今はとりあえずひとつひとつ確かめながら進めてるカンジで、まだ戦争は行ってません。
韓遂と仲良くしつつ、董卓の背後を衝くという大雑把な戦略のもと、人材をかき集め富国強兵をしている段階ですが、グラフィックが本場中国っぽくて雰囲気出てますし、なかなか面白いですな、これ。
武将パラメータが細かい!
で、ここからが本題なんですが。
本当は、もう少し遊んでから、例えば戦争のひとつやふたつを経験してからレビューを書こうと思ったんですけど、ちょっとどうしても今の段階で言っておきたいことが出てきまして。
それが、武将パラメータのことなんです。
つまり、武将のパラメータが、めっちゃくちゃ多いんです、このゲーム。
例えば馬騰の大事な嫡子、馬超はこんなカンジ。
味のある顔グラフィックがあって、その横にチャートと数字があります。軍事82、武勇101、おおさすが馬超なかなかだな、なんて思ってチラっと右をみたらなんじゃこりゃ!
「兵法」はまあいいとして、その下の能力!どんだけの数やねん!と数えてみたらざっと30の項目があります。
全部挙げると、歩兵、騎兵、弓兵、水軍、攻城、守城、練兵、徴兵、武芸、勇猛、騎術、射術、生擒、謀略、計略、冷静、略奪、情報、農業、商業、治水、修築、巡察、算学、人脈、仁徳、弁才、交渉、文化、魅力。
どの作業をこなすのにどのパラメータが影響するのかは大体わかりますが、それにしても多すぎですよね。ここまで多いと、その武将が一体どういうやつがパッと把握するのは難しい。
有名どころは大丈夫ですけど、このゲームは演義には登場しないガチなやつも多数登場し、知らないやつも多いので、そういうやつを見るとどんなやつかジックリ画面とにらめっこしないといけません。
で、数字の左側のグラフは、経験値ですねきっと。対応する仕事をすると伸びてきて一番右まで来たらパラメータがいっこ上がるんでしょう。だったら、馬超を色々とこき使って、スーパーマンに仕立てよう。
そんなわけで、『三國志漢末霸業』の武将はどんなやつかを理解するまで大変です。
最後に
武将のパラメータが細かく設定されてるということはそれぞれの個性が浮き彫りになるということですし、そもそもぼくはデータは多ければ多いほど燃えるシミュレーションゲーム脳なのでそれだけで楽しいんです。
この武将データを眺めることができるだけで『三國志漢末霸業』を購入して良かったなぁとさえ思ってたりします。
さて、そろそろ董卓のとこに殴り込みに行く準備を始めよう。