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夏休みのたびに買ってた『昆虫採集セット』が今考えると相当ヤバい

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昆虫標本を作りたい男子

ぼくらが子供のころは、夏休みになると朝から晩まで外に出て走り回った遊び惚けていたんですが、何をしていたかというと生物が好きだったぼくは主に「虫捕り」をしていたわけです。

捕まえた昆虫はどうしてたかというと、まぁ飼育しようとするわけですが、知識もない少年はとんでもない飼育環境を作り出し、残酷な話ながらコロコロと死なせちゃったりするんですが、そういった経験も“生命”への理解の糧になってたような気がします。

そして、ぼくらが昆虫を捕まえていた理由がもうひとつありまして、それは「昆虫標本」を作りたい、というものでした。

昆虫標本ってあれです、虫の死骸を腐らないように処理してしてピンでとめてケースに並べているアレ。

本物の昆虫樹脂標本、絶妙な動物標本ギフトセット、コレクションの展示と子供の科学教育のための本物の樹脂昆虫標本、スカラベスコーピオンスパイダービートル標本科学教育

あれ?今はこんな風になってんの?針で刺して固定するんじゃないんだ。まぁいいや。昔は針で刺して並べてたんですよ。蝶々の標本なんて並んでるとすごい美しいんですよね。

まぁしかしハッキリ言って、野山を走り回ってるクソガキが作れるようなもんじゃありません。

夢の『昆虫採集セット』

しかし!ぼくら男子には、昆虫標本を作製することが可能になる、夢のアイテムがありました。

それが、『昆虫採集セット』。

いろんなメーカーから出てましたが、夏になると駄菓子屋に並んでました。

昭和レトロ昆虫採集セット 動作未確認 レトロ雑貨 当時物 駄玩具 駄菓子屋 4 クラウンの昆虫採集セット

この箱の中のアイテムを使えば、無学な子どもでも昆虫標本を作ることができたのです!

みんな夏休みになるとこぞって買ってましたが、昆虫標本を作るアイテムなのに『昆虫採集セット』とはこれいかに?採集には使わんやろ。…とか野暮なことを言わない。

ヤバい『昆虫採集セット』

さて、最近の若い人なんかはこんなの見たことないでしょう。だって売ってないもの。なんで売ってないかというと、ヤバいからです。ぼくらが使ってたころからPTAで問題視されてたし、それは当然ですからね。

じゃあ、『昆虫採集セット』の何がヤバいのか。

それは箱の中身を見たらわかります。

昆虫採集セット

どのメーカーのセットも必ず青い液体と赤い液体、そして虫メガネ、殺虫用のビン、そして注射器が入ってました。高いのになるとメス(!)やピンセットも入ってる豪華さ。

もうこれ見ただけでヤバさがわかるでしょう。

だって、注射器!

オモチャじゃありません。ホンモノの注射器です。ヤバい。

そして、何の説明もない2色の液体。これ、何の説明もないけどぼくらは知ってました。赤いのが「毒」、つまり虫を殺すための液体で、青いのは「保存液」、おそらく防腐剤。何の説明もなくてもぼくら昭和キッズはみんな知ってたのでした。

つまりぼくらは、カブトムシなんかを捕まえてきては飼育用と標本用に分け、標本用は哀れ注射器で毒を注入され防腐剤を注入され標本用になってしまったのです…というのは理想で液体はいい加減なものだったらしくキレイな標本になった試しがない。

ヒドい話だ。

ヤバい昭和の玩具

いやしかし、今の感覚でいうととんでもないモノを子どもに売ってたもんです。

かなり前に爆竹や癇癪玉、ロケット花火については書きましたが、これはそれらよりもヤバいかもしれない。

www.cobalog.com

だって、子どもが注射器を持ったら打ちたくなりますよ、当然。実際、夏休みになると自分にブッ刺した友だちにブッ刺した兄弟にブッ刺したって事故があちこちであったんですよ。そりゃPTAで問題になるわ。

最後に

どうです、『昆虫採集セット』。こんなのが普通に駄菓子屋で売られていたという事実。「大らかだったなぁ」で済む話ではないような気がします。

懐かしさで調べてみると、ヤフオクやAmazonマーケットプレイスで当時のが売ってたりしますが、やっぱり液体は蒸発してなくなったりしてるみたいですね。ていうか、注射器もそのままそんなところで売ってて大丈夫なの!?心配です。