古のゲームが格安でゲットできるありがたいアーケードアーカイブスに『リブルラブル』が登場しましたね!
ぼくはこのゲームが当時から大好きで、しかし今となってはなかなかプレイできる機会はなかったので「超絶嬉しい!」となっていました。
そしてついに、ダウンロードして遊んでみたのです。
しかし、楽しい楽しい!と喜々として遊んでいたぼくの顔は、すぐに曇ってきました。
しんどい。
『リブルラブル』とは
『リブルラブル』は1983年に稼働開始したナムコのアーケードゲームです。
企画したのは『パックマン』でお馴染みの岩谷徹さんと『ボスコニアン』の佐藤誠市さん、プログラムは『ラリーX』の黒須一雄さん、そして音楽は『ギャラガ』の大野木宣幸さんが担当しています。なんというか、超豪華。
ラインの両端に付いている「リブル」と「ラブル」を2つの8方向レバーで操作してさまざまなキャラクタを囲んでキノコを守るのが目的。囲んで発生した魔力を「バシシ」と呼び、そのバシシで敵キャラクタをやっつけていくのです。
当時、2つのレバーだけでボタンがついてない筐体に「!?!?!?」となって思わず遊んでしまった人も多いのではないでしょうか。
音楽もナムコ屈指の傑作だと思います。ナムコゲームの音楽はどれもこれもサイコーに良いんですが、ぼくの中でのトップはこの『リブルラブル』の音楽です。
『リブルラブル』を遊んでみたらしんどい
前述したように、ぼくは当時からこのゲームが滅茶苦茶大好きで、そして得意でした。なので、今回アーケードアーカイブスの登場すると分かったときは小躍りして喜んだのです。しかし、遊んでみると顔が曇る曇る。
改めて書いちゃいますけど、しんどい。
このゲームはアクションゲームですしプレイヤーも敵も軽快に動くので、瞬時に自分の操作を判断しリブルとラブルを動かさなくてはなりません。しかし、「あれ?右手で今動かしてるのはリブルかラブルか?左手は?こっちがリブルだっけ?」となり、思い通りにバシシすることができなくなるのです。リブルとラブルの向きで分かるんですが、瞬時に判断となると「?」となります。
そして、リブルとラブルの動きをそれぞれに対応するのが出来なくなってました。片方の動きを考えて操作していると、もう片方の操作が疎かになってしまうのです。リブルを敵を華麗にかわしながら操作して「やった!」とか思ってるとラブルが敵に接触してやられちゃった、なんてことが頻繁に起こります。
つまり、老い。
目で見て頭で判断し手で操作する、この一連の伝達のスピードが子供のころと比べると格段に遅くなっているのです。しかもそれがリブルとラブルそれぞれですから、同時に2つ。
無理や。しんどいわ。
最後に
というわけで、49歳の身体でプレイするには『リブルラブル』はキツすぎます。
Twitterとか見てると、同じ年代のゲーム好きな人たちが華麗にプレイしてたりして、スゴいなぁと思いますけども。もしかしてぼくが衰えすぎなだけ?
しかし、音楽はやっぱり最高です。これを聴いてリブルとラブルを操作するのは最高に懐かしく楽しい。すぐやられるけど。
まぁみんな遊んでみてください。
若い子にも、後発の類似ゲームがまったく出てこない孤高の傑作の斬新さに触れてみて欲しい。