仕事で埼玉県の本庄市へ行ってたんですけど、ふと思い出したのが日本神社。
なんでも神社庁に登録している神社の中で「日本」の文字が入っている唯一の神社で、ご利益は「勝ち運」ということで、なでしこジャパンやラグビー日本代表などが必勝祈願で参拝したりしてちょっと有名です。
その日本神社が確か本庄市にあったような…と思い検索してみるとビンゴ。本庄でも児玉のほうか…児玉と言えば塙保己一だな…。
いや今回は保己一じゃなくて日本神社。せっかくなので行ってきました。
神武天皇を祀る日本神社
社伝によると、791年に征夷大将軍・坂上田村麻呂が蝦夷平定に向かう際にこの地に立ち寄り、神武天皇を祀って戦勝を祈願したら無事平定できたので帰りに社殿を建立したのが始まりだそうです。
坂上田村麻呂が!こんなとこに!?なんか東北に向かうには少しずれてるような気がしますが、まぁ言い伝えなので。
田村麻呂はさておき、創建当初は神武天皇を祀ってるということで「神武神社」と称していたそうですが、1874年に周辺の6つの社が合祀されて1881年に「日本神社」に改称したとのことです。
日本神社に参拝するのは結構大変
そんな日本神社に行ってきたんですが、これが結構大変でした。
まず、参道の入口からはまったく見えないんです。どんだけ長い参道なのかと思ったら、それは山の中へ続いています。
まさか…山を登るのでは…神社って山自体が神格化されてるから山の頂上にあったりするんですよね…ああ…階段だ…。
大体120段くらいありました。運動不足のオッサンにはかなりキツいです。
この石階段をひーこら登っていくとやっとこさその神々しい社殿がお出ましです。
なんだか青だるまが合成みたいに見えますが違いますよ。青だるまは日本神社の象徴みたいなモンらしいです。
それにしても、静かでホントに神々しい。ちょうど散る時期で桜の花びらがヒラヒラしてるのも味わい深かったです。こういうのを“厳か”って言うんだろうなぁってカンジ。
ちなみに、神職は常駐してません。誰も居なくてそれもまた雰囲気を醸し出しているわけですが、それがゆえに御朱印は別の場所でいただくことになります。参道入口の脇の新井商店さんか、児玉町児玉198の八幡神社社務所か、根岸宮司のご自宅で授与いただけるようです。
日本神社基本情報
どうです、行ってみたくなったでしょう。基本情報置いときますから是非訪れてみてください。
住所:埼玉県本庄市児玉町小平157
アクセス:関越自動車道「本庄児玉IC」から車で15分ちょっと
駐車場:新井商店の横のスペースが利用可の他、道路向かいに新しい駐車場あり
備考:神職は常駐せず
最後に
それにしても思ったんですが、これだけ由緒正しい神社なのにアピールを全然してないところもかなり好感が持てますね。現在はなんだかグイグイくるサイトを運営している神社も多いですからね。無骨な神武天皇サンや田村麻呂サンにあやかってるんでしょうか。素晴らしいです。
というわけで、日本神社は神武天皇の武運にあやかり様々なスポーツ選手などが訪れている厳かな神社でした。是非参拝を、と思いますが階段キツいので年配の方や衰えを感じざるを得ないオッサンオバサンは気を付けて。そしてベビーカーは無理です。ご注意を。