休日なのにお客さんに呼ばれて仕事をしてきたあと暑さでクタクタになって家に帰ったら長男が家にいました。
「おいおい、野球部の練習はどうした」と一瞬思いましたが、ああそうか、もう引退したのか。
何かこんな時間に家に長男がいるのは不思議だな、なんてボンヤリと考えてたら、やつがこう言ったのです。
「お父さん、『Rules of Survival』いっしょにやんない?」
るーるずおぶさばいばる?なにそれ?
『Rules of Survival』とは
『Rules of Survival』はスマホで遊べる、いわゆるバトルロイヤルゲームです。今人気の『PUBG』や、『PUBG』のスマホ版が出るまで人気だった『荒野行動』なんかと同じようなゲームです。
プレイヤーはフィールドにパラシュートで我が身ひとつで降り立ち、そこで武器やその他アイテムをゲットしながら他のプレイヤーと生き残りをかけて戦い、最後のひとりになったら勝ち!というゲーム。
そんなゲームを、ぼくと遊びたいと長男は言うのです。
でもなぁ、このテのゲームやったことないんだよなぁ。
敬遠していたバトルロイヤル
ゲーム好きのぼくは、もちろん『PUBG』も『荒野行動』も知ってますし、最近の『フォートナイト』も知ってるんですよ、一応言っておくけど。そして、面白そうだな遊びたいなとも常日頃から思ってます。
しかし、遊ぶのを敬遠してきました。
理由としては、ぼくは今の長男より年下だったころからシミュレーションとRPGばっかりを好んで遊んできてアクション系は嗜好としてそんなに好きではないことと、それであんまり遊んでこなかったので操作についていけないであろうと思ってたからです。ついていけないのは年のせいもありますけどね。
しかし、長男がぼくと遊びたいといっている、ならばいっしょに遊ぶしかないじゃないですか。ゲーム好きな親子なのに、今まで長男の野球が忙しくて滅多にいっしょにゲームするなんてなかったんですから。
『PUBG』でも『荒野行動』でも『フォートナイト』でもない理由
えっ、じゃあわざわざそんなマイナーというか変化球なゲームを選ばないで『PUBG』をすればええやん?って思ったかたもいるかと思いますが、実はそれは出来ないのです。
長男のスマホがiPhone5だから。
長男はスマホを与えてもなんだかすぐ壊す。落としてガラス割ったりなんなり。しかもすぐに。だから、先日ついにカミさんの逆鱗に触れ、もう買ってやらん自分でなんとかせぇということになったんですが、そしたら自分で中古のiPhone5を買いやがったわけです。ところがiPhone5だと『PUBG』も『荒野行動』もインストールできないんです。
だから、長男がバトルロイヤルを遊びたい場合、iPhone5にも対応している『Rules of Survival』しか選択肢がなかったんです。
どっから見つけてきたんだこれ?
息子と『Rules of Survival』をやってみた!
余計なことを考えながらインストール、そしてキャラ作成
なんてことをインストールしながらゴチャゴチャと考えていたんですが、自分の息子とゲームをするという体験はいつもいいもんだなぁ。ぼくはキミとゲームをするのが幸せなんだぁ。なんて加山雄三モードに入ってたらインストールが終わったのでさっそく起動してみました。
そしたらタイトル画面に「生存法則」との文字。ああ、ルールオブサバイバルってそういうことね。
キャラメイクは名前を付けるのみなので、テキトーに「新世界の串カツ」という名前を入力してゲーム開始!
足手まといになった
「このゲームは、2人一組のチーム戦もできるから、だからお父さんと遊びたかったんだ」と嬉しいことを言ってくれる長男。そういうチームの人数を決めて遊ぶってのは他のバトルロイヤルゲームでもできるんですか?
というわけで、ゲームスタート!
遊んでないとはいえ、こういうゲームがまずはパラシュートで自分の好きな場所に降り立つということくらいはぼくも知っています。さて、どこに降りる?アイテムを早めにゲットするために建物の近くか、それとも他のプレイヤーが下りてきそうにないところか。なんて考えることもなくとりあえず味方である長男の近くに落下していきました。
「あっ、ここ武器いっぱいある!お父さんいる?」
「いる!あっ、こっちにもナイフが!飛び道具よりこれで首をザクッと…」
「いいから早くこっちに取りに来い」
「わかった。あっ、バイク!乗れんのこれ?」
「乗れるよ!乗車だかなんだかいうボタンが出たでしょ」
「あー出た!おっ乗った、今そっちにいくぞ!ヒャッホー!」
「あっ、気をつけろ!今そっち方面に車に乗った2人組が」
「え?ああ?うわああああああああああああ!!!」
みたいな会話が滅茶苦茶楽しいねこれ。オンラインで遠くの人と遊んでるとわかんないかも知れないけど、隣にいていっしょに遊べるといいですわ。
というわけでハマってしまって長男と何度も遊びましたよ。
高いところに下りちゃった長男が仕方なく飛び降りるのを若干遠くから見たり、2人で建物に立てこもっていいところまで行ったのに入口を見張っていたぼくの操作ミスで他のプレイヤーチームの侵入を許しあっという間に死んじゃったり、長男が運転する車の助手席でチクチクと運転が下手だと言ってみたり、その車が濠に落ちたりして2人でゲラゲラ笑いながら楽しみました。
いつまでたっても操作に慣れず、結局常に長男の足手まといではありましたけど、楽しかったぁ!
最後に
終始カミさんには冷たい眼で見られてたかもしれません。将来を決める大事な夏休みが控えてるのになんでゲームだ、しかもいっしょに遊ぶとは何事だ、なんて声が聞こえてきそうでしたガクブルです。
そんなわけで、長男のおかげでバトルロイヤルゲームのデビューを果たせた、というおハナシでした。
せっかくデビューしたので、もうすぐ『PUBG』にも殴り込みをかけるからみんな首を洗って待っておきたまえ。
久々に浜村弘一さんの『ゲームばっかりしてなさい。』を読んだ - コバろぐ