先日、こんな記事を書きました。
要するに、我が長男の高校球児としての夏が始まったのです。
が、2018年7月15日、早くもその夏が終わってしまいました。
すなわち、負けた。
結果発表
7日に開会式が行われたのち、長男の高校の1回戦は13日でした。
相手は連合チーム、部員が超絶足りない高校3校の合同チームだったので無難に勝ちました。20対0で。
そして15日、なんてことはないけど公立としては強いほうの高校と当たったんですが、そこに負けた。スコアは8対5。
ぼくは仕事で見に行くことはできなかったんですが、エースの子を温存していたらしい。まぁそれは大会全体を見据えての監督の采配なので何も言うことはありません。
で、肝心の我が長男なんですが。
先日書いたとおり絶不調に陥っていた上、初戦の2日前の練習のときにボールを右手親指に当てて爪を砕いちゃうというケガをしてしまい、2戦ともベンチスタートでした。
なんてこった。
それでも2戦とも途中出場して、1回戦では1打数0安打1フォアボール、2回戦で2打数1安打という結果でした。
2戦合わせて3打数1安打1フォアボール。
ケガしててもヒット打てて良かった!
我が長男はエラいのです
家に帰ってから長男に「残念だったな」と声を変えると「おー」という返事。恐らく、不調とケガで不完全燃焼で思うところもあるだろうに、「おー」の一言で返事をしてきたのにちょっとビックリしました。中学の最後の埼玉県大会の決勝で負けたときにはこっちが引くくらい泣きじゃくってたのに、きっとこれも成長なんだろうなぁ、と何だか感慨深い。
長男を褒める
しかし、もうそんなことなんでも良くて、ある1点においてぼくはやつを褒めちぎりたいと思っているのです。
それは、8年間野球を続けたこと。
小学5年生のときに「野球をやりたい」と言ってきた日のことは昨日のことのように覚えています。それから中学、高校とずっと野球を続けてきました。朝が早い日もほとんどだったし、練習がつらい時期もあったでしょう。それでも8年続けた。これだけで大したもんです。
それはぼくが出来なかったことだから。
ぼくも子供のときから野球が好きだったし、今でも好きなんですが、リトルリーグも入らなかったし中学高校で野球部にも入りませんでした。なぜなら、練習が滅茶苦茶キツそうだから。ぼくは昔から努力という努力から逃げ回ってきてこういう人間になってしまったんですが、そんな人間に野球をガチでやることなんて出来なかったのです。そこからも逃げた。
でも、ウチの長男は違う。
自分の意思で野球を始めて、そして今までやってきた。ぼくが出来なかったことをやってのけたんです。これだけでもうぼくより上。エラい。
長男に感謝
そして、そんなエラい彼に、ぼくは感謝しています。
なぜかというと、ぼくに「高校球児の父親」としての体験をさせてくれたからです。
野球の人気は落ちたといっても、全国に高校球児はゴマンといるわけですから、「高校球児の父親」もそれなりにいるんですが、自分がそれになるとは彼が生まれたときには思いもよりませんでした。
「高校球児の父親」というのは、本当にエキサイティングでした。どれだけエキサイティングかは、これまで何度か書いてきましたので、ちょっとここでまとめてみます。
高校野球を親目線で観るようになってしまってツライ
高校入学直前のセンバツを観て書いた感想です。長男も野球部に入るわけですから、どうしても球児たちに感情移入してしまうことを書きました。
ファーストミットを買わねばならない
中学では外野手だったので、野球部に入る際に外野手用の硬球用グラブを買って用意していたのに入部早々ファーストにコンバートされたのでファーストミットを急遽購入したハナシ。硬球用は高いのよ。
高校球児の父親という立場で高校野球を見るとこうなる
センバツのときは「高校球児の父親」について想像して書きましたが、夏になりいよいよ実感した「高校球児の父親」。そのナマの声ですw
夏の暑い日に高校野球の練習試合を観戦した、ただそれだけの話
長男が高校野球を始めてから、初めて実際にぼくが試合を観に行ったときですね。実感していた「高校球児の父親」の感覚を、自分の感覚として消化しているサマがよくわかります(?)
甲子園に沸く夏。しかし地元ではもう新人戦が始まってるよ!
甲子園で熱闘が繰り広げられているときに、新人戦が始まっているのにビックリして書きました。
みんな甲子園しか見てないけど、頑張っている高校球児はそれ以外にももちろんいるんやで、と鼻息荒くなってました。
高校球児の父として不思議な感覚を味わってるぅ!
2年生の夏です。去年は長男はベンチにすら入れずスタンドで応援していたんです。だから別に高校野球なんて、長男の学校でさえも見なくて良かったんです。それなのに、長男の高校を応援している不思議。
長男の野球に関わり続けた1日(親バカ要素アリ)
レギュラー獲りを目指す長男の練習試合を観に行った日。そのあとファーストミットの修理に行ったりしてとにかく高校野球と高校球児とに向き合った一日をそのまま書きました。長男のパワーに初めてビックリした日でもあります。
高校野球を観てたらなぜか指名打者(DH)が現れた!
またまた練習試合を観ていたらいきなり「指名打者」が現れた驚きを書きました。練習試合ではたまにあるらしい。そんな事実を知れたのも、長男が野球をやってればこそ。
広陵の中村奨成を勝手に親目線で見ちゃう高校球児の父
覚えてますか、広島の広陵高校の中村選手。今は広島東洋カープに所属してます。大会の本塁打と打点の記録を塗り替えたりして甲子園で大暴れしていました。そんな彼をも、我が子のように見ちゃってるうちに、その親御さんの思いまで考えだしてしまいました。こんなの我が子が高校野球やってないと絶対にない感覚でしょう。
4番ファーストの父親はつらいよ
今年のゴールデンウィークですね。バッティング好調で、このころは4番ファーストは確実と思ってましたね。しかし守備が…。4番というのはチャンスで回ってくることが多いので、その分ハラハラドキドキしますし、ファーストというのは捕球する場面がほかのポジションよりも多いので、その分ハラハラドキドキするんです。
ファーストミットをまた買った
もうすぐお役御免になる大会開催の1ヵ月前。騙し騙し使っていた長男のファーストミットがついに逝きました。あと2ヵ月もってくれたら買わなくて済むのに!買ったけど。
いやいや、結構書いてましたね。この記事たちは、ホントに書かずにいられなかったものばかりです。
よく考えたら、この『コバろぐ』も高校球児としての長男といっしょに成長していったんだなぁ。しみじみ…。
最後に
これからの彼の高校生活は、将来に向けての準備期間になります。どういう進路に進むにせよ、今まで野球をやってきて得たものは絶対に役に立つと思ってます。
これからは、それを見るのが楽しみですよね、親として。
あと、夏が始まる記事のブコメなどで応援してくれたみなさん、ありがとうございました。いただいた応援コメントは長男にキッチリ伝えさせていただきました!
しかし、もうちょっと見たかったなぁ。せめて、去年の甲子園優勝校のアソコと当たるまでは見たかったですねぇ。