スマホゲームに付き物の広告動画。
無料で遊ばせてもらってる以上、これを見るのは仕方のないことだと思っています。
この間、そんな『新信長の野望』の広告動画を見たんですが、それでちょっとゲンナリ。コーエーテクモさんに。
なぜかというと、それがよくある「なにこれ?」って形式の動画だったからです。
スマホゲームのよくある広告
「なにこれ?」って形式の動画ってアレです、「これゲーム内容と関係あんの?」ってやつ。
ピンを抜いて宝物を獲ろうってやつや、3マッチパズルっぽいやつ、なんかショートストーリーで主人公がバコーンと成長して強敵に勝っちゃうやつとか、そんな系。わかります?
なんかアウトロー系とかゾンビ系のゲームに多い形式ですね。
ものすごい抽象的ですけど、そんなやつ。
なんか以前問題になってたりしましたね。
ゲーム内容と関係ない「ピンを引き抜くパズル広告」、イギリスの広告審査機構が禁止を通告。『ガーデンスケイプ』のメーカーに対して
ああ、『ガーデンエスケイプ』、ありましたねぇ。
でも、こういう広告でも出してるゲームは例えばAppStoreのランキングとかで上位に来たりしてますから効果はあるんでしょうね。
その効果を得るためだけにプライドも誇りも矜持もないんか、と思っちゃいますけどね。
『新信長の野望』の広告
そんな広告がね、あったんですよ、『新信長の野望』に。
こんなんですよ。
なんか施設をブワーっとレベルアップさせてウッハウハ!ってやつですよ。内容的には上記でいうところのアウトロー系になると思いますが。
全然面白そうに見えない。
これが、他のゲームだったら「ああまたか」で済むんですけど、『信長の野望』の名を冠してるからにはそうはいかないんです。心底ゲンナリしてしまったのです。
頼むよ、コーエーさん…てなもんです。
コーエーテクモさん大丈夫か?
いや別に否定はしません。これで効果があるなら企業として正解な広告でしょう。
でもね。
かつての光栄信者としてはね、個人的にはイヤだ。コーエーだから。『信長の野望』だから。まぁ、『新信長の野望』はコーエー開発販売じゃないんだけれども、でも『信長の野望』のタイトルへの責任は、あるだろう。
『信長の野望 新生』についてこんな動画もあります。
わかるわぁ…。
なんかコーエーテクモさんの在り方が昔と変わっちまったんだな…と思っちゃう。かつての『信長の野望』に感じることができた「ユーザーに面白い歴史シミュレーションを提供する」という強い思いが、感じられない。
この動画のコメントにこんなのがありました。
私は、過去にまだ「光栄」だった時に籍を置いていましたが、過去から現在迄の変遷をみれば今の放置状態も納得です。
PCソフト〜コンシューマ機へ、そして今はソシャゲへ重点が移行しているだけです。
歴史三部作がメインだった頃の信長の野望とは、タイトルは同じでも作品への想いは全くの別物。歴史シミュレーションゲームの草分け的存在でしたが、もうその役目は終わったと会社側は判断してるのではないかと。
ああそうですね、わかった。
光栄がコンシューマ機に片足を突っ込んだころからずっと感じてきたことが最近露骨に見えるからイヤなんだ、ぼくは。8801SRで歴史三部作を遊びまくってたころのトキメキが、なくなったからイヤなんだ。だからどうでもいい広告ひとつでゲンナリしちゃうんだ、そうかそうか。
……寂しいなぁ。
最後に
というわけで、これは時代についていけない古参オッサンの勝手な独白です。
コーエーテクモさんにはこのまま突き進んで行ってもらいたい。ジャンジャン儲けてもらっていつか商業的成功度外視のガチの『信長の野望』と『三國志』を道楽で作ってくれる日を夢見て、そう思うわけです。
新信長の野望
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