仕事で群馬県は富岡市に行ってきました。あの世界遺産、富岡製糸場がある富岡市です。
着いたのはちょうど昼時、腹ごしらえしようと偶然入ったレストランが大したレストランでした。
新洋亭
入ったレストランの名前は『新洋亭』。創業大正14年、富岡で最古の洋食レストランとのことです。富岡製糸場で働いていた人たちも食べに来たという老舗です。
上州富岡駅より徒歩4分ほどの立地です。
『新洋亭』DATA
店名 :新洋亭(しんようてい)
住所 :群馬県富岡市富岡1413-7
営業時間:11:30~20:00
休日 :水曜日
名物はカツ丼
さて、予備知識なしにホントに偶然に伺った『新洋亭』、店の入り口にいきなりこんなものが。
「一番人気はカツ丼!」とあります。
そういえば、上州カツ丼というソースカツ丼があるってことを聞いたことがあります。
それか!まったくソースカツ丼ってのはどこで食っても同じっぽいのに地名をつけたがるんだよナ、新潟カツ丼とかいうのも聞いたことあるし。なので、店に入って聞いてみました。
「カツ丼ってソースカツ丼なんスか?」
「ウチのはソースカツ丼っていうか自家製のタレに漬け込んだカツなの。富岡のカツはみんなそうなの」
やたら元気な女将さんがハキハキと答えてくれました。ちなみに、この店は女将さんはじめ働いてる人みんなが活発でハキハキしてて親切でアットホームです。接客は満点。
「じゃあそれで」
ぼくはカツ丼を頼みました。一番人気とかいうのを食ったろうやないかい。ていうか、カツ丼大好きー、みたいな。
カツ丼を食う!
「はいどーぞー」
あまり待つことなく女将さんとは違うおばちゃんがやっぱりハキハキしてお膳をもってきてくれました。
腹減ってたので膳が置かれるなり丼の蓋を取るぼく。パカー。
ほほう。ソースっぽい。
「これね、まずはそのまま食べてみて。あとはカラシをお好みでどうぞ。違う味を楽しめますよ」
あいわかりました、ぼくはカツにカラシってのがどうもダメなんで絶対カラシつけないんだけど、愛想返事をしときました。
そしてマジマジとカツ丼をみる。
うーん、どうですこの単純明快さ。ご飯とカツ、以上!みたいな。
それより、なるほどソースというカンジではありませんね。もっと薄い色です。それがまんべんなくカツを彩っています。女将さんが“漬けこんだ”と言っていたのはそういうことね。
さて食べよう!
!!!!やわらかい!!!!衣が!!!!
たっぷりタレに漬けこんだおかげで、カツのコロモがシナシナでタレがジュワーって出てくる。
んまい!!!
元々、何らかの汁ッ気たっぷりのコロモが好きなぼくです(もちろんサクサクも好きですヨ)、そんなぼくにピッタリのカツじゃないですか。
肉はモモ肉の脂と筋を除きそして叩いているみたいで、やわらかくあっさりしてます。コッテリ派のぼくなんですが…。
そして肝心の味ですが、このタレがなかなか甘くてちょっとだけ酸味があるというか…。ああ、うまくレポートできない…。なんというか、これでメンチカツ食ったらウマそう!ってカンジ!(ヘボ)
このウマいタレのおかげであっさり肉でも満足できたぼくです。
いやとにかくウマかったですよ。ぼく的にはかなりオススメです。
最後に
ちなみに、伺った日はちょうどテレビ東京の『出没!アド街ック天国』のロケが来る日だったらしく、女将さんが「夕方から撮影なんです~。オンエア見てね~」とか言ってました。さては慣れてんな(笑)。放送は7月22日とのこと。
まぁテレビ云々は別として、『新洋亭』は富岡製糸場も近いので観光に富岡を訪れた際は是非行って食べてみてください。
なんだか隣のオッチャンが食べてたトンカツ定食もウマそうでした。もちろん和洋レストランですから、他にもメニューはあるのでご安心を。