先日、ちょっと所要で大宮駅まで電車で行ったんです。電車ってやっぱり色んな人がいてムカムカイライラしますな。
それはさておき、大宮の西口のアルシェビルって建物の1階にソフマップが入っててですね、もう何年振りかってくらいひっさびさに覗いてみたんです。
ソフマップと言えば
ソフマップといえば、パソコン関連の商品がこれでもかと置いてあるお店なんですけども、PCゲーマーであるぼくにとってはパソコンゲーム屋さんでしかなかったんです。元々貸しソフト屋という違法性バリバリの業種からスタートしたんですけど。
とにかくソフマップ=パソコンゲームなのです。
パソコンゲームを買うといったら大阪日本橋のソフマップに行き、東京秋葉原のソフマップに行き。そんなカンジでしたよね。
あれ?パソコンゲームは…???
今回行った大宮の店舗は、埼玉にひとりで出てきた頃にお世話になってました。秋葉原まで行くのめんどくさいですから。
そのころはソフトコーナーのほとんどがパソコンゲームで、家庭用ゲーム機のゲームもあるにはあるけどもオマケでした。
そりゃそうです。パソコン関連商品のお店なんですから。
しかしいつのころからか、プレイステーションやセガサターンのゲームの棚が拡大していってパソコンゲームの棚があからさまに減っていくようになりました。
パソコン関連商品のお店なのに。
昔はよくわからない海外の輸入ゲームまで置いてあったりしたのに、明らかにちょっと有名なゲームくらいしか置かなくなってきていました。
で、今回。
店に入ってスマホやパソコンを見つつ、前と変わらない場所にあるゲームコーナーまで行ってみました。
そしたら、ないんです、パソコンゲームが。
パソコンゲームなんて置いてません
ゲームコーナーを何回かグルグルグルグル歩いたんですけども、パソコンゲームはひとつもない。
暖簾の向こうに18禁のコーナーがあり、実はそこにはパソコン用のゲームはあるのは知ってますけども、今ぼくが言ってるのはそれじゃないし。
思わず店員さんに声をかけるぼく。しかしパソコンゲーマーというマイノリティなので申し訳なさそうに言っときました。
「あのースミマセン。パソコン用のゲームって置いてないんですか」
「ないです」
「なんでですか?」
「売れないからです」
まぁね、そりゃそうだ。
何年も前からこうなることはわかっていた
PCゲーム自体は、今はネットで買ったりダウンロードしたりして購入することが多いので、実店舗で売ってるコーナーがないからって需要がないわけではないでしょうけども、市場はもうかなり縮小してるんだろうなぁ、って前から思ってたのは思ってたんですけども。
しかし、寂しい。
あの、知らないゲームを見つけてゴツいパッケージを手に取ってゲーム画面やら説明やらを見るというワクワクは得ることができないのか。
あの頃と違って、今はゲーム機のスペックもPCにひけを取らないほど高いしテレビも十分すぎるほど美しい映像を映せるようになっています。なので、かつて膨大なデータ、綺麗な画面という点ではPCゲームに敵わなかったコンシューマーゲームが、その点でもPCゲームを凌駕する状況なんですよね。
となると、わざわざPCでゲームをする意味なんてまったく無いでしょう。お気楽に、コントローラを握り締めてゲームすりゃいいんです。それでもぼくは、PCでPCならではのゲームをプレイしたいし、そんなゲームの登場を待っています。
最後に
しかしホントに、まったくパソコンゲームを置いてないとは。わかってはいたけどもショックだったし、寂しかったですね。まぁ、今回は大宮の比較的小さい店舗だったってこともあるんでしょうけども。
日本橋や秋葉原に、1棟丸々パソコンゲームしか置いてないビルなんて今もまだあるんでしょうか。すっかり行かなくなってしまったのでわかりませんが、あって欲しい。それらのビルで、「えーと、98の中古ゲームは何階だ?」って案内図見たりとか、「あっちのほうが安いかもしれない」ってビルをハシゴしたりとか、今から考えると嘘のような行動をとってたんです、あの頃は。
思い出しちゃって寂しいなぁ。