ドリコムが、『Wizardry(ウィザードリィ)』関連の版権を取得したと聞いてビックリしています。
合わせてそのIPを使った新規タイトルの開発決定も発表していて、ウィズファンとしては、複雑。
ドリコムが『Wizardry』の著作権と商標権を獲得
ドリコム、『ウィザードリィ』6~8とタイトル版権を取得!今後新作も予定 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト
この記事によると、今回ドリコムが取得したのは『Wizardry6』、『Wizardry7』、『Wizardry Gold』、『Wizardry8』の著作権及び、『ウィザードリィ(Wizardry)』自体の国内外の商標権とのこと。
見た目やシステムが大きく変わった後期作品の版権ばかりで、サーテックとグリーンバーグ氏が法廷で争っている初期5作品のものは無理だったらしい(当たり前)。
後期作品である6~8は、それまでのイメージを一新し、一部ファンからは「こんなのウィザードリィ」じゃない!」と評価されなかったりしました。なんせ、日本では『新ウィザードリィ』とか呼ばれて、明確に区別されてましたからね。
しかしシステムは非常にこなれていて、いざ遊んでみると「さすが『ウィザードリィ』!」みたいになったRPGです。ぼくも初めて見たときは拒否反応が出たクチですが、非常に楽しくプレイしました。
今回のドリコムの版権獲得により、あの派手にカラフルになった3Dダンジョンでの冒険がまた楽しめる可能性が出てきたということは、なかなか素晴らしいことです。
ドリコムの『Wizardry』に一抹の不安が…
今回、ドリコムはこのIPによる新規タイトルの開発も決定したと聞きます。つまり、『ウィザードリィ』の新作が遊べるということです。
ぼくもこれを聞いて「うわぁスゴい!新作だ!『ウィザードリィ』の新作だ!」と非常に喜んだのですが、しばらくして「ちょっと待てよ…」となりました。
だって、ドリコムといえば、バリバリのスマホゲームのメーカーですよ。ウィズのソシャゲとか出てきたらどうします…?
装備ガチャでムラマサが出るとか、高ランクキャラが有無を言わさずロストして課金プレイヤーが狂乱するとか、見たくないんですけど…。
そして、ウィズを古参プレイヤーを満足させるように作るのは大変だろうな、と思ったりするんですけど、もしかしたら古参はバッサリ切り捨てられるようなゲームを作ったりするような気がしないでもない…。
いずれにせよ、素直に喜べないオッサンゲーマーがここにいます。
最後に
しかしまずは、たとえ6~8とはいえ、『Wizardry(ウィザードリィ)』の版権が動くことは意味があると思います。法廷で争われている1~5の版権への良い刺激になればいいのですが。あれがスッキリしてリルガミンシリーズの新作が遊べるとかなったら舞い上がっちゃうでしょう。
そして、どんなものであれ『ウィザードリィ』の新作と聞いたらウキウキしちゃいます。期待しちゃいます。色々書いたけど、それは不安よりも大きいです。
なので、頼みますよ、ドリコムさん!