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元ヤクルトスワローズの八重樫幸雄のあのオープンスタンスの理由が意外だった

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スポーツ雑誌のウェブ版の『web Sportiva』ってサイトがあって、そこの記事はなかなか面白いんでちょくちょく見てるんですけど、今一番楽しみにしてるのが「八重樫幸雄のオープン球話」ってページです。

八重樫幸雄って、あのヤクルトスワローズのキャッチャーだった八重樫さんなんですけど、これは、その八重樫さんがいろいろと話をしてるインタビュー記事なんです。

その第4回目がなかなか面白かったんです。だって、八重樫さんといえば極端なオープンスタンスのバティングフォームですけど、そのフォームが生まれた理由が書いてあったんですもの。

八重樫幸雄と言えばオープンスタンス

野球好きな人って、プロ野球選手の投球フォームや打撃フォームを絶対に真似するもんですけど(そうだよね?)、ぼくも当たり前のようにやってました。

投球フォームだと村田兆児や山田久志、野茂英雄とかアニマルとか大野豊、打撃フォームだとクロマティやオグリビー、落合博満や高橋慶彦なんかが得意でした、ええ。そして、そのレパートリーの中に八重樫さんももちろんいたんですよね。

もうほぼ体が投手のほうを向いてる極端なオープンスタンスで、まぁ真似しやすかったんですね。ホントですよ、ホントにそれくらい体が開いてる。

バックネット側からですけど、この動画の50秒のあたりがわかりやすいです。

ね?開いてるでしょう?

そりゃ真似しやすいです、ええ。

そんなだから、とりあえずみんなのレパートリーに「ヤクルトの八重樫」は入ってましたね。

「八重樫と言えばオープンスタンス」なのです。

オープンスタンスになった理由

で、今回の「八重樫幸雄のオープン球話」第4回ですよ。

稲葉の攻守交替のときの全力疾走を「続けろ」と言った話とか、大杉勝男さんの話とか、面白い話をしてくれてるんですけど、その中に打撃フォームがオープンスタンスになった理由を語っている部分もあったんですよ。

「今明らかになる!八重樫のオープンスタンスの本当の理由!」みたいな。

八重樫 印象に残っているのは嬉しいけど、野球少年たちにはあのフォームは絶対にマネしないでほしいな。あれは究極の打撃フォームだから。

八重樫さんは、「真似するな」と言ったあと、こう続けています。

八重樫 あのフォームを自分のものにするのに2年もかかったし、そこに行くまでには多くの時間と練習を費やしたわけだから。

なるほど。生半可じゃマネできないぞ、と。そりゃそうですよね、ぼくらのようにフォームをマネしてゲラゲラ笑うだけじゃないんですから、そこからちゃんとボールを打てるようになるまでにどれだけ時間がかかるかわかったモンじゃないですよね。

そして、オープンスタンスをデブの代名詞みたいに言うんじゃねぇ、と続きます。

八重樫 よく、「八重樫があそこまで極端なオープンスタンスにしたのは太ったからだ」って言われるんだけど、そういう理由じゃないってこと。素人の指導者が、太っている選手に対して「お前は太っているから、少し開いて打ってみろ」って言っているのを聞いたことがあるけど、「何を言ってんだか」って思ったね。あのフォームを身につけるためにどれだけ時間がかかったと思っているんだよ。

ちょっと「俺だから出来たんだ」というプライドが顔を覗かせてます。さすが引退してもプロはプロです。

そして、核心。

八重樫 目が悪くなったけど、コンタクトレンズが合わないから、メガネをかけてプレーするようになった。でも、メガネのフレームからボールが外れたときにすごく見づらいから、少しずつ微調整をして、ようやくあのフォームになったわけだから。

えーーーーっ!!!マジすか!メガネのせいすか!

ぼくもメガネで野球をしたりするので、言ってることはよくわかります。フレームからボールが外れたときのあの感覚は。しかし、そのせいであのオープンスタンスが生まれたとは。なかなか面白い話ですなぁ。

最後に

というわけで、あのえ「八重樫のオープンスタンス」が生まれたのは、簡単にいうと「目が悪いから」でした。

野球に限らず、スポーツって目が悪いと大変ですよねぇ。

でも、そのおかげで、試行錯誤の末あのオープンスタンスは生まれ、八重樫幸雄という選手は今も語り草になってるわけですから、良かったというか何というか。

「ファンから忘れられない」ってのも、プロスポーツ選手にとっては大きな勲章だと思います。

八重樫スゲェ!