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『100日後に死ぬワニ』を最後まで鑑賞して思ったこと


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話題だった『100日後に死ぬワニ』が終わっちゃいました。

100日間毎日鑑賞させていただいたものとして、作者のきくちゆうき(@yuukikikuchi)さんには感謝を述べたい。

100日間、一日も欠かさず楽しませていただき、ありがとうございました。

さて、本当は100日間分読んだものとして検証と考察を混ぜつつ感想をダラダラと書こうと思ったんですが、何となくそれは野暮ったいような気がするのでかる~くパッパッと雑感を書いておきます。

『100日後に死ぬワニ』雑感

テレビおせぇ

まずは、書かなくていいくらい野暮中の野暮なことを。

テレビというメディアがこれに反応するの遅すぎ!

最終回直前に書籍化のニュースが出てきてから「今話題の!」とか言って扱ってるの本当に滑稽でした。しかもきくちさんを巻き込んでしょうもないことしてるの。

おおげさに言えば、テレビはもうメディアとして機能してないんだなぁと改めて思いましたね。

100日間描ききったのすげぇ

この作品は、主人公のワニくんの日常を描いているだけです。本当にそれだけ。人間でいうと高校生か大学生くらいの存在が、バイトしたり恋愛したり遊んだりするだけなんです。特に何か主人公に特別なことが起こることもない。

しかし、それを100日間描くのは本当にスゴいと思います。

「なんの抑揚もない物語でつまんない」とか言う人、そういうのを100本4コマで描いてみ?なかなか出来ることじゃないから。少なくとも、ぼくには無理。すごい。

死と生を考えさせるのすげぇ

何でもない日々を送るワニくんについて、ぼくら読者は100日後に死ぬということを知っていました。なので、つまんない日常を見ている間、死について、生について、幸福について、不幸について、色々と考えることになったのです。

だって、このワニくん、確実に死ぬんだもの。この日常の中でどういう死が訪れるのか、まったく見当がつかない。でも死ぬ。実は、それはぼくらも変わらない。ぼくらも今の次の瞬間に死んでもまったくおかしくないんです。

この点を淡々と描いたきくちさん、すげぇ。

Twitterで「『100日後に死ぬワニ』は死の予感がないからつまらない」という感想を見たことがあるんですけど、とんでもない!アナタ刑務所の中にでも住んでるんですか?とか思いました。少なくとも、刑務所の中では交通事故に遭う確率は限りなくゼロですからね、その点だけでも死ぬ確率はだいぶ下がるでしょう。

売り出し方すげぇ

書籍化が発表されたとき、SNS上で清廉潔白な方々が「なんだカネか」「一気に冷めた」とか言っていたのも滑稽でしたね。

作者のきくちさんは漫画家でありイラストレーターです。絵を描いてメシ食ってます。その絵は生きる糧です。それを100日間かけて売り出したんです。これ、きっと誰にも真似できません。

その辺の漫画家に「100日無償で描いて宣伝しましょう」なんて言っても「やる」という人は少ないんじゃないでしょうか。それをやりきったのはとてもスゴいことのように思います。

最終回がすげぇ

ずっと4コマで進んでたのに、いきなり13コマになった最終回。おそらく既にワニくんが死んだあと(1年後とか?)に友人のねずみくんたちが供養のために集まってる場面から始まってるんだと思います。つまり、ワニくんがひよこを助けて死んだとおぼしき場面は過去。最後の最後にひよこがワニくんのスマホを見ているのがなんだか泣けてきました。そしてオーラスの桜。泣くわこんなん。

なんて勝手に考察してますが、その辺のことも書籍では描かれているんでしょうかね。

最後に

しかし、日にちが経つうちに段々と続きが気になってまんまと最後まで読まされましたね。悪い言い方をすれば、ホントに見事にハメられた。

しかし、作者と代理店にハメられたんだとしても、「いいモン見させてもらったし楽しませてもらった」というのが素直なところ。本買いたくなってますもん。負けたわ。