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『鎌倉殿の13人』で一番よかったところ!

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ついに2022年のNHK大河ドラマ、『鎌倉殿の13人』が始まり、第1話を見て感想などを書かせていただきました。

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が、ひとつ書き忘れたことがあります。「ここが気になる」ってポイントだけ書いて、「こここここれは良い!」と一番思ったところについて書くのを忘れていたのです。

なので書く。

『鎌倉殿の13人』で一番よかったところ

ぼくが『鎌倉殿の13人』第1回「大いなる小競り合い」を見て一番膝を打ったのは、とあるナレーションです。最後に平清盛やら木曽義仲やら源義経やら藤原秀衡やらをナレーションで紹介したあとに聞こえてきたナレーション。

「この国の成り立ちを根こそぎ変えてしまった、未曽有の戦乱が目の前に迫っている」

これです。

ぼくはこれを聞いて「三谷さんかなり勉強したな」と思ったのです。あるいは、元々興味があったか。

どれだけ脚本や演出がハチャメチャでも、「この国の成り立ちを根こそぎ変えてしまった」ということがブレなければ何やってもオッケーと言っていいかもしれません。

鎌倉幕府の成立は大事件

というのは、源頼朝が立ち上がり鎌倉に幕府を開いたことで本当に日本は上から下まで、左から右まで変わったからです。

ぼくは、日本史のターニングポイントは大まかに分けると4回あったと思ってます。その内の一番最初のポイントが鎌倉幕府成立です(残り3つは関ヶ原と明治維新と終戦)。

大雑把にいうと、「なんで朝廷や平家のやつらがワシらが開いた田んぼまで管理して収穫したらもってっちゃうんだ?ヒドくね?ワシらが耕した田畑はワシらのだ!」と思った坂東武者が頼朝を担いで土地を自分たちの元に取り返したのが鎌倉幕府成立なわけですが、これが例えば中国や朝鮮半島、その他のアジア諸国では起こらなかった。中国の儒教精神が根付いていたからできなかったと言っていいでしょう。

元々、日本って中国の言うことを全然聞かなかったり都合のいいものしか輸入しなかったりして、中国からみて他の周りの諸国と比べてかなりの落ちこぼれだったんですよね。

もし、朝鮮半島やその他諸国と同じように中国の儒教的思想を真摯に受け止め輸入して政治的文化的に中国に“飲まれて”いたら、鎌倉幕府のようなはねっ返り政権は出来てなかったでしょうし、近代まで続いていたアジアの停滞に日本も飲み込まれていたでしょう。そして同じように西洋諸国の植民地と化していたと思うのです。

ぼくは、今の日本があるのは鎌倉幕府の成立から承久の乱までの戦乱で「この国の成り立ちを根こそぎ変え」たからだと思ってます。

最後に

鎌倉幕府の成立ってのは、そういう意味では「革命」だったとぼくは思います。

そして、「この国の成り立ちを根こそぎ変えてしまった、未曽有の戦乱が目の前に迫っている」と言える三谷幸喜さんもきっとそう思ってるんじゃないかなと思うのです。

だからそのナレーションを聞いて、なんとなくこれからも安心して見続けることができそうだと思った次第でございます。