NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の登場キャラ（？）でも人気が高い畠山重忠（はたけやま・しげただ）。
まぁ、中川大志さんが演じてるってのも大きいんですけども、重忠自身もサッパリした人格で好ましい人物でした。
そんな畠山重忠の生誕地は畠山重忠公史跡公園として整備されているんですが、そういえば先日行ってきたんですよね。
畠山重忠
畠山重忠は鎌倉幕府の有力御家人で、知勇兼備で清廉潔白、「坂東武者の鑑」と称された武将です。
治承・寿永の乱で活躍、鵯越の逆落としでは「馬を損ねてはならず」と馬を背負って坂を駆け下ったという逸話も有名です（大河ドラマでは「馬を背負ってでも駆け下りてやりますよ。後世までの語り草になりそうです」と語ってますね、うろ覚えですが）。
その後も頼朝が移動するときは常に警護に当たったりして鎌倉幕府の成立時における功績は一番といってもいい人物ですが、いわゆる「畠山重忠の乱」で北条義時の大軍に敗れ戦死しました。
畠山重忠公史跡公園
そんな畠山重忠の生誕地であり墓所もある場所が畠山重忠公史跡公園として整備されています。
なんというか、その人物像そのままに質素な場所となってますが、それがかえってらしくて良いカンジの場所です。
足を踏み入れると、まず重忠の像が出迎えてくれます。
完全に逆光でカメラも持ってないしスマホで撮ったから分かりにくいったらありゃしないんですが、鵯越の逸話を基にして馬を背負った姿になってます。
で、奥には墓所が。なんか賽銭箱も置いてます。3基並んでますが真ん中のひと際大きいのが重忠のお墓です。
あとは、重忠が生まれたときに産湯として使った井戸が公園の北東側にありました。
見られるものと言えばこれだけですが、大河ドラマに登場するのに便乗して余計な案内や看板をワサワサ立てたりせずグッズとか作って売店も展開してないのが重忠の人となりを大事にしてるような気がして非常にいい史跡公園です。
アクセス
というわけで、みなさんも是非行ってカッコええ坂東武者・畠山重忠を偲んでください。
まわりに何もないので何かのついでにってわけにはいかなかったりしますが、歴史好きならめがけて行きましょう。
最後に
良く考えたら昨年の『青天を衝け』の渋沢栄一に続き埼玉県深谷市の人物が登場しているのでもっと深谷市も盛り上がればいいのにと思うんですが主役じゃないからテンション上がらないんでしょうか。
ここで中川大志さんとか呼んでイベントやれば面白そうなのに。
