村下孝蔵さんの最大のヒット曲と言っていい『初恋』。控えめに言って名曲です。
1983年にリリースされ、テレビCMにも起用されてある程度の年齢の方なら絶対知ってますよね。ぼくも大好きな曲です。ちなんでこんな記事も書いたなぁ…。
『初恋』新MV
最近、この『初恋』の新MVが公開されたと話題になってました。調べてみると、2022年2月24日にソニーミュージックより公開された公式のものらしい。
でも、話題になってたのは悪いほうで。なんかスゴい言われようでした。
何で?あの名曲のMVがめちゃくちゃ言われなアカンのん?というわけで見てみました。ああーなるほど…となりました。
ぼくも見ながら絶句したわけですが、まぁみなさんも一度見てみてくださいよ。
覚悟して。
なんこれ?
この間違った「今こんなんなんやろ?」感。ヒドい。
いい身分のオッサンが若者に迎合しようとして失敗するという好例かもしれません。
『初恋』新MVに物申す
少年が好きな女の子を見ることしかできず、そのまま時間だけが経って、やっぱり何も言えず…この曲はそんな男の片思いを代弁してくれたゆえにぼくらの心に突き刺さっているのに、主人公が女!?みたいな。昭和の男のウブさと切なさを歌っているのに、スマホ!?しかも肖像権侵害バリバリの撮影の仕方!?最後は男逃げてるやん!?
このMVを制作したソニーミュジックの方はこの曲の世界観や村下孝三さんの心情などを理解できてるのか?と問い詰めたい。どこをどう理解したらこんなMVになるのか。
いや、一歩譲って今風にアレンジしていると理解してあげるとしよう。「今の子は好きな人をスマホで盗撮するよね。でも、男が主人公だと犯罪チックになるから女目線にしよう」との考えがあってこれが出来上がったとしよう。それで、正に今片思いをしている少女はこれを見てズキュンと来るのか?
原曲を汚したことは許してやるとしても、大手企業の世間との感覚のズレを見せつけられるのはシンドいですわ。
最後に
これは昭和生まれのオッサンの戯言と言われますか?
それでも結構。なんとでも言え。先の無いオッサンは、我が人生を振り返ったときに美しかったものは美しく残ってて欲しいのだ。
それをこんなにしやがって。絶対これは冒涜と言っていいレベルだよ。
我慢できないので、AmazonMusicでしっかり聴いてお口直しならぬお耳直しして、美しい世界に帰ろうと思います。