ゲーム音楽といえば、ぼくら88ユーザーからしたら古代祐三さん。
その古代さんが開発して実際に使用していた音楽製作ツール『MUCOM88』が無償公開されているそうです。
スゲー。
古代祐三とは
その前に、古代祐三さんのことを知らないなんて不届き者のためにちょっと書いておきましょう。
最近だと『世界樹の迷宮』シリーズなんかは有名ですよね。
古代 祐三(こしろ ゆうぞう、1967年12月12日 - )は主にコンピュータゲームの音楽を手がける作曲家、ゲームプロデューサー。株式会社エインシャント代表取締役社長。株式会社JAGMO名誉会長。東京都日野市出身、日本大学櫻丘高等学校卒。
代表作に『イース』、『イースII』、『ソーサリアン』、『ドラゴンスレイヤーIV』、『ザ・スーパー忍』、『ベア・ナックル』シリーズ、『アクトレイザー』、『湾岸ミッドナイト MAXIMUM TUNE』シリーズ、『世界樹の迷宮』シリーズ、『セブンスドラゴン』シリーズ他多数。
引用元:古代祐三 - Wikipedia
古代さんは『マイコンBASICマガジン』(ベーマガ)でYK-2名義で活躍ののち、日本ファルコムに入社。し、採用試験のときに持ち込んだ楽曲が『ザナドゥ・シナリオ2』で採用されてデビュー。
『XANADU(ザナドゥ)』とかいう、ぼくがハマれなかったPCゲーム史上に燦然と輝く金字塔 - コバろぐ
その後『イース』シリーズなんかを経て、登場したのが『ソーサリアン』。
ぼくはアンチファルコムだったんですが(申し訳ない)、『ソーサリアン』だけは好きで、音楽にもヤラれたクチです。
その後フリーになってからもさまざまなゲームで楽曲を提供してますが、スーパーファミコンの『アクトレイザー』のそれは業界に衝撃を与えるほどすさまじかったですね。
MUCOM88
その古代さんが、確か『ソーサリアン』のときに初めて導入したFM音源ドライバこそ、古代さん自身が開発した『MUCOM88』です。
MUCOM88は、古代祐三が自ら開発した、NEC PC-8801mkⅡSR以降に搭載されたYM2203及びYM2608(サウンドボードⅡ)を対象とする楽曲制作用ツールです。
引用元:MUCOM88
『MUCOM88』は伝説の8ビットパソコンPC-8801シリーズで動作し、「MML(Music Macro Language)」言語による音楽の制作が可能とのこと。
『MUCOM88』が無償公開
このたび、その『MUCOM88』が無償公開となったわけです。実機とエミュレータ上での動作を想定しているということですが、なかなか実機を持ってる人も少ないでしょうし、エミュレータでに載せるのもいじったことがない人には敷居が高かったりします。
そこで、何と有り難いことにWindows版も提供されています。Win版はコマンドライン版とGUI版があって88の音源と同様に音楽の演奏が可能とのことです。ちなみに、Windows版の開発は、プログラム言語『HSP』でおなじみのオニオンソフトウェアのおにたまさん。これまたスゴいタッグだ。
ちなみにソースコードは「GitHub」から入手できます。
・MUCOM88
・MUCOM88 Windows page
・GitHub - onitama/mucom88: OpenMucom88 project
最後に
さぁ!これでFM音源を使ってバリバリと音楽を制作できるぞ!
才能があれば!