畠山重忠の乱の余韻に浸っていたら…
いやあ…すごかった…。
何がって、『鎌倉殿の13人』の畠山重忠の乱の描き方ですよ!
以前書いた中川大志さんの演技はマジでホントにすごかった。
そんな中川大志さんの演技に引っ張られて、今回の『鎌倉殿の13人』は、坂東武者の意地と権力のぶつかり合い、その狭間にある人間模様、それらの人間と権力の関係、それらがちゃんと絶妙にフィクションとノンフィクションがブレンドされて描かれていました。
ハッキリ言って、歴代大河ドラマの中でも一番の神回です。ぼくにとっては。
そんな神回を見て大満足して余韻に浸っていたら始まった次回予告。それでぼくの大切な余韻は吹っ飛びました。
次回のタイトルが「オンベレブンビンバ」とか書いてあったのです。
オンベレブンビンバ?
何?
完全にわけがわからなくなり、ぼくのドラマへの余韻はなくなりました。くそう、返せ!
「オンベレブンビンバ」とは
何なんだオンベレブンビンバ。もしかしたらぼくの見間違いかもしれない。
そう思ってNHKの公式サイトへ。
(画像掲載元:あらすじ 第37回「オンベレブンビンバ」 | NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」)
やっぱりオンベレブンビンバだ。何なんだオンベレブンビンバ。なんかサンスクリット語っぽいな。もしかして、亡くなった全成の呪いの言葉か?こわ!
と思ったけども、どうやらこれはイタリア語ではないか、という話もネット上では出てきています。
イタリア語で「ombre per un bimbo」、日本語に訳すと「子供のための影」ですって。
史実通りとすると、畠山重忠の乱の次は北条時政追放となるはずです。時政を鎌倉幕府から追い出し義時が二代目執権になるのです。ならば、「子供たちの影」とはすなわち北条時政、子供というのはすなわち義時。
親子の対立を描くんでしょうけども、表向きはどれだけ対立しても時政は父親として権力を息子に継承しようとする…そのために追放には抵抗しつつも実は息子を頼もしく思う…そんな姿を描くのでしょうか。父親としてカッコいいとはどういうことか、そんなモノを見せられるような気がします。
答え合わせは第37回「オンベレブンビンバ」を見ればできるでしょう。
これは楽しみだ!
最後に
それにしても、『鎌倉殿の13人』はこのような話題作りも秀逸ですね。どうも手のひらで転がされてしまうカンジがしちゃいます。見事にみんなネットで話題にして三谷幸喜さんの術中にハマってるもんなぁ。
しかし、ここまで凄まじい歴史ドラマを見せてくれている以上、心をあ奴されているにしても、それもまた心地よかったりしますね。
やっぱり今年の大河はスゴいわ。そんなドラマももう終盤。オンベレブンビンバを合言葉に毎回楽しみに視聴しましょう。
オンベレブンビンバ!