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渋沢栄一は「日本資本主義の父」であり「自分勝手な女好き」である

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最近、埼玉が誇る偉人、渋沢栄一が何かと話題です。

新一万円札になるし、おそらくそれを受けてNHK大河ドラマ『青天を衝け』の主人公になるしで、まぁ当たり前っちゃあ当たり前。

渋沢栄一
(画像掲載元:渋沢栄一 - Wikipedia

しかし実際、経済でスゴかった人だよってみなさんボンヤリとしか知らなかったでしょうし、大河ドラマでその生涯をなぞって知るのもいいかと思います(あくまでもフィクションであることは忘れずに)。

なのでぼくだって渋沢栄一について書こうとしたんですが、「スゴいんだよ実際。今の日本経済は渋沢なしではありえない」とかみんな書いてるでしょう。つまんない。

しかし、渋沢栄一は大河ドラマや伝記などでは色々な事情で描けない面も実はもっているのです。せっかくだからそこを書きましょうか(まぁこれもあちらこちらで書かれてはいるんでしょうけども)。

渋沢栄一とは

まずは、渋沢栄一についてザックリおさらい。

渋沢 栄一(しぶさわ えいいち、旧字体:澁澤 榮一、1840年3月16日〈天保11年2月13日〉- 1931年〈昭和6年〉11月11日)は、日本の豪農出身の武士、官僚、実業家、慈善家。位階勲等爵位は正二位勲一等子爵。雅号は青淵(せいえん)。

引用元:渋沢栄一 - Wikipedia

渋沢栄一は農民の出ながら幕臣に取り立てられ、維新後は井上馨とともにさまざまな政策立案を行ったあと民に下り実業界に身を投じました。その後、銀行や経済団体の他、福祉や医療、教育など多岐にわたる分野の会社設立や経営にかかわり「日本資本主義の父」と称されたりしています。また、民間外交にも力を注いでますし、ありとあらゆる面で日本を一流に仕立て上げた偉人のひとりなのは間違いありません。

渋沢栄一性豪伝説!

さて、ここからが本番。大河ドラマでは「渋沢栄一めっちゃすごい!偉人!英雄!」ともてはやせばいいだけですが、ここはせっかく個人ブログですから、大河ドラマでは掬い取れない渋沢栄一を書きましょう。

つまり、渋沢栄一のアッチの事情を。つまり、性に関することを。

すごいんですわ、これが。

子だくさん!

まず、渋沢栄一の子供の数について。これがめっちゃいます。

ちなみに、奥さんつまり正室は生涯で2人。最初の妻は千代さんですが、この千代さんがコレラで亡くなって後妻として兼子さんを迎えます。

奥さんが2人、そして実は妾さんも複数いて子をなしているので、それなりに子供が多いのはわかるんですけども、これが二ケタに乗ります。12人だったかな。多いですね。これ、嫡出子だけの数です。ちなみに最後の子は栄一68歳のときの子供。多いですね。

多いんですけど、「嫡出子だけの数」と書いたのにはわけがあります。つまり、非嫡出子がいるということ。しかも最後の嫡出子以降にもいる。70歳越えても頑張った栄一。頑張った結果、子供たちの数20人とも50人とも100人とも言われています。100人は言い過ぎとしても、20人でも猶多い。この子らは戸籍にも乗らないし、中には財産目当てで「お父ちゃん!」と寄ってくる人もいたでしょうし正確な数はわかりません。

それにしても多すぎ。

妻妾同居!

何人も子供が出来ちゃう栄一さんなので妾さんも何人もいたんでしょうけども、通うの大変だっただろうなぁ…と思うじゃないですか。ぼくも思ったし、おそらく渋沢栄一自体も思ったんでしょう。

もう自分ちに置いちゃってる。お妾さんを。奥さんいるのに。妻妾同居生活。なんてクズな!

奥さんもよく許したな…と思っちゃったりしますけど、そこはずっと我慢してたんでしょうね。渋沢といえば『論語と算盤』で道徳経済合一の思想を説いているので有名ですが、『論語』について奥さんの兼子さんがこんなこと言ってます。

大人も『論語』とは上手いものを見つけたね。あれが『聖書』だったら守れっこない

大人(たいじん)とは栄一のことですね、その栄一が『聖書』じゃなくて『論語』に出会ったのは良かったねハハハ、というのです。『聖書』だと性は戒めの対象ですから、栄一は『聖書』の言うことなんか全然守れないに違いないですからね。

……兼子さん、相当怒ってますよね、これ。

ていうか栄一、自分勝手すぎます。

「お前らはダメ!」と家訓で言う!

渋沢栄一が定めた渋沢家家訓にこんな一節があります。

子弟には卑猥なる文書を読ましめ、卑猥なる事物に接せしむべからず。また芸妓芸人の類に近接せしむべからず

「ウチの子弟に関してはエッチなものに接するな読むな触るな、芸妓さんと遊ぶな」とかどの口が言ってるんでしょう。

「自分は頭いいから分かってるから大丈夫だけど、凡人は遊びすぎると身を崩す、しかも俺の血が流れてるなら女にうつつを抜かして全てを失わないとも限らない」とかきっと思ったんでしょうけども。

まぁ、栄一の長男の篤二は芸者にのめり込みすぎて「家に入れる」とか言ってて栄一そっくりなんですけど、そのことで栄一は篤二を廃嫡にしています。

だから必要な家訓だったのかもしれないけども、栄一はやっぱり自分勝手すぎでしょう。

最後に

というわけで、渋沢栄一さんはかなり自分勝手な性豪なんです。ていうか、バイタリティがスゴい。その有り余るバイタリティがあったればこそ「日本資本主義の父」なり得たんですけども、あれだけのことを為してなお余ってるバイタリティ、どれだけパワフルな人物だったんでしょう。

そのパワフルな渋沢栄一がいなかったら絶対に今の日本の繁栄はなかったのです。だから目をつぶらなくともよいのです。大河ドラマでもすべて再現しましょう。やめときましょう。