NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』、すでに源義経は奥州で亡くなって退場してしまいましたが、本当に良かったですね。菅田将暉さん素晴らしすぎる。
前にも書きましたが「本当にこうだったんじゃないか」と思えるほど今までとは違うキャラが立ちまくって本当に良かった。
しかし、義経の定番シーンが削られているのが少し残念ですね。『鎌倉殿の13人』の主人公は義経ではないので当然と言えば当然ですが。
しかし、今回の菅田義経で定番のシーンを見たかったような気がします。
そんな場面を3つ、ご用意しました!
菅田義経で見たかったシーン3選
五条大橋
義経と弁慶と言えば、その出会いですよね。
京都の五条大橋を通る武者から刀を1000本奪ってやる!と道行く人を襲いまくっていた武蔵坊弁慶の目の前に現れた1000人目。それが若き牛若丸のちの義経でした。おりゃ1000本目!と義経に襲い掛かる弁慶でしたが、義経に返り討ちにあって降参し、義経の郎党となったという逸話があります。
しかし、今回の武蔵坊弁慶はそんなにデカくないし、そんな弁慶があの義経にボッコボコにやられるのは見るに堪えない気がしますね。時系列的にも今回のお話には不要ですし。
屋島の戦いの「扇の的」のあと
これはすでに書いたんですが。
屋島の戦いのときの、那須与一の「扇の的」のエピソードのあとの義経は是非見たかった!
見事射抜かれた扇を見て、平家方の50くらいのオッサンが感動したのか、その感動のお礼なのか、「敵ながらアッパレ!」と舟の上に出てきて舞を踊ったんですよね。そしたら義経はその郎党の伊勢三郎義盛に「ちょっと与一に言ってこい」と伝言を授けます。伊勢義盛は与一のとこに行ってこう言います。「義経様のご命令だ。あいつを射殺せ」
これはむしろ、今までのイケメン義経で意図的に省かれてたに違いないシーンですが、今回の菅田義経なら滅茶苦茶ピッタリじゃないですか。今回の義経は絶対ニコニコして「あいつを射ろ」って言うもの。そのときの菅田将暉さんの演技が見たかった。
安宅の関
安宅の関は歌舞伎の「勧進帳」で有名なアレです。
頼朝の怒りを買い奥州に向かう義経一行が通りかかり、疑われたものの弁慶が偽りの勧進帳を読んで通ったエピソード。関所を守っていた富樫泰家は義経だと見破りはしたもの同情して通してやるって有名なやつです。
そのときに疑いを晴らすために弁慶が義経を金剛杖で叩くんですが、これ、今回の義経は我慢できなさそう。絶対「マジで打ったな!」と怒り出して暴れるでしょう。そしてバレるでしょう。
これは、ちょっと今回の義経では無理な場面ですね。しかし、だからこそ観たいかも。
最後に
まぁ、どれもこれも今回の『鎌倉殿の13人』には関係ないシーンですし、義経自体が脇役ですからカットされて当然なんですが、今回の菅田将暉さんの義経はそれでも絶対観たいと思わせるほどのナイスな義経だったんですよ!
NHKさん、来年の正月あたりにスピンオフ時代劇としてどうでしょう!?