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埼玉西武ライオンズ、2018年パシフィック・リーグ優勝!

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2018年9月30日、ついに埼玉西武ライオンズが優勝しました!

この日を優勝マジック1で迎えたライオンズ、北海道日本ハムファイターズとの試合に負けたものの、2位の福岡ソフトバンクホークスが千葉ロッテマリーンズに負けたため優勝となったのです。

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(画像掲載元:2018 パシフィック・リーグ優勝|埼玉西武ライオンズ

バンザーイ!バンザーイ!!バンザーイ!!!

本当は勝って優勝したかったところですけど、まぁしょうがないですね。これまで勝ってきたからこその優勝ですから、かまわんのです!

今年のライオンズは強かった!

優勝してみて振り返ってみれば、今年の西武ライオンズは強かった!

いい気分なので、ちょっと今年のライオンズを前半、中盤、後半に分けて振り返ってみようと思います。テンションが上がってるので、ファンとして見てきた記憶のみで書きますのでご了承ください。

前半戦

開幕して6月くらいまでは、もう無敵といっていい強さでした(かなり大雑把ですけど)。

開幕ダッシュをキメたあと、一度も首位を明け渡さないまんま頂点に立ったんですから。これは、両リーグ通じて4度目の快挙です。特にパ・リーグでは1962年の東映フライヤーズ以来56年ぶりになるのかな。

開幕前は投手陣がどうも不安で優勝するとは思ってませんでしたが、なんというかその弱点を補って余りある打線でカバーしたカンジですよね。6点取られたら7点8点取るし、10点取られたら11点取る野球、力でねじ伏せる野球で前半戦は突っ走ってました。

神がかった逆転劇も何回もありましたし、一体何勝するんだろう怖いわ、とファンに思わせてくれた最強ぶりでした。特に前半戦は。あの、4月18日の逆転劇は忘れられません。

中盤戦

秋山源田浅村山川森というバケモンのような打線でしたが、ビックリするほどの大量得点で勝ち続けるなんて、どだい無理な話です。オールスター前くらいから、そうやって勝ってきた西武ライオンズの強さにも翳りが見え始めました。

まとめて好調だった打線は、当然まとめて不調になっちゃうのです。

そうなってくると大事なのは投手陣、とくに試合終盤に1点を争う展開になったらリリース陣の重要性はいわずもがなです。しかし、これが今年のライオンズの唯一といっていい弱点でした。

先発がアップアップで何とか作ってた試合をリリーフでぶち壊すなんてことはしょっちゅうでしたし、ただひとり好調だった武隈投手が何度登板しても打たれた時期は「ああ、今年も結局リリーフ投手で優勝を逃すのだ」とかいってたような気がします。

後半戦

しかし今年は、球団創設40周年。すなわち、福岡の西鉄ライオンズが太平洋クラブ・ライオンズ、クラウンライター・ライオンズを経て、埼玉に来て西武ライオンズになってから40年目の節目です。

球団サイドも本気だった!

リリーフ投手としてマーティンとヒースを獲得したのは素晴らしいフロントの動きでした。そして野田も頭角を現してきてリリーフ陣が安定してきて接戦もある程度拾えるようになってきました。

ああ、良かった良かったと思ってたところでベテランの中村、栗山がパカンパカン打ち出してチームを引っ張りました。そして、そうこうしているうちに打線も復調、何点でも取れるえげつない打線が復活したのです。

ああ、良かった良かった。

というわけで、優勝しましたおめでとう。

ライオンズが優勝出来たワケ

福岡ソフトバンクホークスや北海道日本ハムファイターズなど、他にも強いチームがあるなかで、なぜ埼玉西武ライオンズが優勝できたのか、それをファンとして勝手に考えてみたい。

超強力な「山賊打線」

再三書いたとおり今年の優勝の要因は、超がつくほどの強力打線です。「山賊打線」「獅子舞打線」「ネオ野武士打線」とかマスコミでは好きなように呼ばれてますけど、この打線を作り出すことができたのは、ひとりの選手が入団したからです。

その選手こそ、源田壮亮。

長年ショートのレギュラー育成が課題だった西武ライオンズに入団した源田はあっという間にレギュラーに定着し、それまで何年もレギュラー争いをしていた金子や外崎、永江などを他のポジションに押しやりました。このことは源田がルーキーのときにも書いたとおりです。

そして、奮起した金子、外崎が他球団に行っても出場できるほどのレギュラー級に育ったことで一気に選手層の厚みが増し、捕手であって外野もできる森もいることで自在に走って打てる打線が組めるようになったのです。 

さらに、主砲として山川穂高がいる。

彼が2017年の8月に3打席連続ホームランを打って覚醒した試合は今でも覚えています。だって観に行ってましたから。

そして秋山がいて浅村がいて、中村や栗山がベテランの力を発揮して、控えにメヒアがいたりする。ここまで贅沢な野手陣はなかなかないですよ。

辻監督の采配

そして、もうひとつ、ライオンズが優勝した要因があります。

投手も!野手もすごいなら投手もすごいですよ!……と言いたいところなんですけども、冷静に見てそうはいきません。「チーム防御率最下位でリーグ優勝するの?」ってスポーツ紙に書かれだしてます。実際、エースの菊池雄星、勝ち頭の多和田の防御率いくつよ?と言わざるを得ない。

前述のリリーフ陣はもちろん、先発陣も頑張ってるのは分かります。しかし、実際、防御率が…。なのですみません。

もうひとつの西武ライオンズ優勝の要因とは、ズバリ辻監督の采配です。

いや、細かいところはぼくもベンチ入りしてないので分かりかねますが(当たり前)、見てると攻撃時の「ナニもしなさ」はスゴイと思います(別に何もしてないわけではないことはわかってますよ?)。

出塁率の高い秋山が出て浅村山川という3番4番がいるとなれば、2番源田で送りバントしたくなるんです日本の野球監督は。セ・リーグの某人気球団の監督はこういう場面絶対バントしてますよ。

しかし、これを辻監督は滅多にしない。というか、あらゆる場面で送りバントを滅多にしない。ぼくも送りバントは嫌いで、相手にアウトをひとつわざわざあげる意味がわからないんですけどね。

実際、秋山出塁後に源田がヒットでつなぎ、アウトひとつを相手にあげてない分大量得点につながった場面を、今シーズンは何度も見ました。凄みを感じるほど。

何というか、これだけ強いときっと監督は代打とリリーフの送り出しだけが仕事になるんです、きっと。

ただそのタイミングは滅茶苦茶難しい。間違えると試合を壊すし試合に負けることになります。そしてことしの辻監督はそのタイミングを間違えたことは非常に少ない。

これだけの駒が揃って監督が素晴らしいってなったら、そりゃ優勝しますって。

最後に

そうは言っても、どれだけ勝ち続けても後ろを追ってくる福岡ソフトバンクホークスの存在は脅威でした。ぼくは、ちょっと油断したら背中を刺されるような、そんな恐怖を常に感じていました。同じように感じていたファンの方々はきっといらっしゃると思います。

そして当然、クライマックスシリーズではそのホークスか、そのホークスを破ったファイターズと戦わなければなりません。

うーん、まだ油断できませんね。

ともあれ、埼玉西武ライオンズ、優勝おめでとうございます!